2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第2戦 ラリー・スウェーデンのシェイクダウンが15日(木)に行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)がトップタイムをマークした。ラリー・スウェーデンは、全13戦で唯一の「フルスノーラリー」。森林地帯を中心とするコースはグラベル(未舗装路)の上に雪が降り積もり、全SS(スペシャルステージ)が雪道で行なわれる。そのため、ラリーカーは金属製のスタッド(スパイク)が埋め込まれた特殊な雪道専用タイヤを装着してSSを走行する。
SSの平均速度はWRC全戦の中で毎年トップ3に入るほどハイスピードなラリーであり、高度なエアロダイナミクス、高速安定性に優れたサスペンション、高いエンジンパフォーマンスがクルマに求められる。15日(木)に行われたシェイクダウンでは、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が4分17秒3で首位。2番手には0.3秒差で今シーズン初参戦となるマッズ・オストベルグ(シトロエン)、そして、3番手にはセバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が続いた。トヨタ勢ではオット・タナックが5番手、ヤリ-マティ・ラトバラが7番手、エサペッカ・ラッピは11番手タイムでシェイクダウンを終えている。ラリーは2月15日(木)夜、スウェーデンのカールスタード近郊の競馬場が舞台となるスーパーSSで競技が始まる。そして16日(金)からの3日間はトルシュビーのサービスパークを中心にSSが行われ、16日(金)は隣国ノルウェーでもSSが行なわれる。17日(土)は「ハグフォシュ」や「ヴァルゴセン」といった有名なSSを中心に走行。そして最終日の18日(日)は多くの観客が集うことで知られる「リケナス」で2本のSSを行ない、サービスパークのすぐ近くを走行する「トルシュビー」のパワーステージで競技は終了する。2018 世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデン シェイクダウン順位ドライバーマシンタイム 1ティエリー・ヌービルヒュンダイi20クーペWRC4:17.3 2マッズ・オストベルグシトロエンC3 WRC4:17.6 3セバスチャン・オジェフォード・フィエスタWRC4:18.1 4クリス・ミークシトロエンC3 WRC4:18.3 5オット・タナックトヨタ・ヤリスWRC4:18.7 6アンドレアス・ミケルセンヒュンダイi20クーペWRC4:18.87ヤリ-マティ・ラトバラトヨタ・ヤリスWRC4:19.0 8クレイグ・ブリーンシトロエンC3 WRC4:19.1 9テーム・スニネンフォード・フィエスタWRC4:19.210エルフィン・エバンスヒュンダイi20クーペWRC4:19.3 11エサペッカ・ラッピトヨタ・ヤリスWRC4:19.7
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