ウィリアムズは、2025年F1シンガポールGP予選での技術的違反により、2台とも失格となる見通しだ。アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツは、日曜のマリーナベイ・サーキットで行われる決勝に向けて、意外にも控えめな12番手と13番手という結果で予選を終えていた。
しかし、両者のマシンが予選後の車検に不合格となり、スチュワードの審議対象となっている。DRSフラップの検査の際、両マシンのリアウイング外側部分で、許容されている最大開口量85mmを両側で超過していたことが確認された。技術規定違反は通常、白黒はっきりした問題であり、失格処分が下されるのが通例だ。この出来事は、サインツが前戦アゼルバイジャンGPでウィリアムズ加入後初の表彰台を獲得した直後のレースで起きた。サインツはプラクティスを通じて再び好調な走りを見せ、ペース面でアルボンを上回り、トップ10入りのチャンスも十分にあった。しかしウィリアムズはQ1でもQ2でも苦戦し、さらに予選後の車検不合格がチームの失望に拍車をかける結果となった。