ウィリアムズF1は、正式発表前となる2021年F1マシン『FW43B』のシェイクダウンをシルバーストンで完了させた。今月初め、ウィリアムズF1は、2021年F1マシン『FW43B』を3月5日(金)に発表すると告知していた。しかし、チームは発表前にシェイクダウンを実施することを選択した。
2月17日(水)にソーシャルメディアに投稿された動画では、ウェットコンディションのシルバーストンをFW43Bが走行している。これにより、ウィリアムズF1は2021年F1マシンのシェイクダウンを行った2番目のチームとなった。マクラーレンは、MCL35を発表した翌日の2月16日(火)にシルバーストンでシェイクダウンを実施し、ランド・ノリスとダニエル・リカルドが走行を完了させている。ウイリアムズF1が公開した動画では、ジョージ・ラッセルが運転するFW43Bをコース脇でニコラス・ラティフィが見守っている様子が映されている。F1チームは、フィルミングデーの規則ではわずか100km、シルバーストンでは17周しか走行することができない。だが、ラティフィも走行を行ったことを自身のSNSで明らかにしている。動画のウィリアムズ FW43Bはぼやけてはいるが、昨年のホワイトを起用としたカラーリングではなく、暗い色調が施されているように見える。以前、ウィリアムズF1は、シーズン開幕にむけてレースデザインを披露する前に、プレシーズンを通じてネイビブルーのカラーリングを使用していた。昨年8月に米国の投資ファンドであるドリルトン・キャピタルがウィリアムズ家からチームを買収した後、2021年のF1世界選手権は、ウィリアムズF1にとって新しいオーナーシップでの最初のフルシーズンとなる。ウィリアムズF1の創設者兼チーム代表だったフランク・ウィリアムズは退任したが、チームは創業以来の伝統を守り、車名に彼のイニシャルを維持することを選択した。また、ウィリアムズF1は、2020年のマシン名をアップデートさせることを選択した3チームのうちの1つであり、開発の大部分が凍結されていることを反映し、昨年レースをしたFW43に『B』の記号を追加している。 この投稿をInstagramで見る Williams Racing(@williamsracing)がシェアした投稿