ウィリアムズのテクニカルディレクターであるサム・マイケルは、ルーベンス・バリチェロとニコ・ヒュルケンベルグというウィリアムズの2010年のドライバーラインナップは筋が通っていると考えている。2008年からウィリアムズのテストドライバーを務め、今年のGP2チャンピオンに輝いたニコ・ヒュルケンベルグは、F1の歴史で最も経験豊かで、今年の優勝チームであるブラウンGPから移籍するルーベンス・バリチェロとパートナーを組むことになる。
ルーベンス・バリチェロは、2009年シーズンが終了する何戦か前にウィリアムズと契約していたとみられているが、サム・マイケルは決断は極めて論理的だと考えている。「経験豊富で、強く、優勝経験のあるドライバーをヒュルケンベルグのパートナーとして獲得したかった。そうすればヒュルケンベルグがうまく成長するからね」とサム・マイケルはロイターにコメント。「ヒュルケンベルグにはルーキーとして来て欲しくないし、そのような扱いはしない。彼は、何度もグランプリに勝利したドライバーがどのように働き、どのようにチームと一体化してチームのために最高の仕事をするのかを見ることになる」サム・マイケルは、新たらドライバーを選ぶのに用いた過程の一端を明らかにした。「ウィリアムズには大きなスプレッドシートがある。それは基本的には8歳からのドライバーの実績を調査したものだ。スプレッドシートで参考にしたのはルイス・ハミルトンだった。彼は8歳からレースを始めてF1に辿り着いた」「もちろん国は違うが、ニコ・ヒュルケンベルグは基本的にハミルトンと全く同じ道を歩んできた。ワールドチャンピオンになる可能性があると思えなければ、ルーキーをクルマに乗せることに意味はない」関連:ウィリアムズ、2010年ドライバーを発表:バリチェロ&ヒュルケンベルグ
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