女性ドライバーのみで争われる国際レーシングシリーズ『Wシリーズ』をリードしているジェイミー・チャドウィックは、F1で40年以上不在の女性ドライバーになることを夢見ているが、同時に現状にフラストレーションを感じていると語る。21歳のジェイミー・チャドウィックは、シングルシーターとスポーツカーの両方で成功を収めてきた。
2015年にイギリスGT4のタイトルを獲得。2018年にイギリスF3でレース優勝を経験し、2018/2019シーズンのMRFウィンターシリーズでタイトルを獲得。今年はWシリーズに参戦して開幕戦で優勝し、ランキングトップに立っている。今年、ウィリアムズのドライバーアカデミーに加入し、開発ドライバーを担当しているジェイミー・チャドウィックは、F1の経済的側面にフラストレーションを感じており、多くの場合、ドライバーは才能よりもどれくらい多くの資金をもたらせるかが重要になっていると語る。「モータースポーツは間違った希望に満ちていると思います」とジェイミー・チャドウィックは Guardian にコメント。「F1チームから電話を受けるかもしれません。私も電話がありましたが、それらには非常に高い値札が付いています。彼らが関与して欲しい理由は大きな小切手を求めているからです」しかし、今シーズンのWシリーズでこれまでに2勝を挙げ、5レース中3レースで表彰台を獲得し、最終戦にむけて13ポイントのリードを築いているジェイミー・チャドウィックは、F1に到達することが究極の目標であることを秘密にしていない。「チームの中にいることで、彼らがどのように運営していて、F1チームがどのように仕事をしているかを学ぶことができます」とジェイミー・チャドウィックはコメント。「良い仕事をして、必要のなる場所にいれば、将来機会があると痛感してます。その夢をより現実なものになっています」Wシリーズでタイトルを獲得した場合、ジェイミー・チャドウィックが500,000ドルの賞金を手にする。
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