ウィリアムズF1チームは、2月16日(土)に予定していたFW42のシェイクダウンをキャンセルすることを発表した。F1チームは、新車の開発を最大化するために設計時間をできるだけ伸ばそうとする傾向にある。今年は新しい空力レギュレーションが導入されることもあり、例年よりもさらにタイトなスケジュールとなっている。
ウィリアムズだけが唯一のチームではなく、12日(火)に新車R,S.19を発表したルノーもパーツの製造が遅れており、土曜日に予定しているシェイクダウンに間に合わない可能性を示唆しており、マネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、来年はもっと開発面で保守的にならなければならないと語っている。昨年、マシンコンセプトを一新したものの、コンストラクターズ最下位というチーム史上最低の結果でシーズンを終えたウィリアムズ。今年はミッドフィールドでチームに見合った順位を取り戻すことを期待している。 2月11日(月)にウィリアムズは、2019年F1マシン『FW42』を2月11日(月)に発表。昨年末で5年間タイトルスポンサーを務めていたマルティーニとの契約が終了。新たにタイトルスポンサーとして電気通信会社であるROKiTを迎え、『ROKiT Williams Racing』として参戦することを発表した。それに伴い、ウィリアムズ FW42は、ライトブルーのカラーロングに変更。ウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、新車開発の遅れにより、2月16日(土)にフィルミングデーを利用して予定していたFW42のシェイクダウンをキャンセルすることを発表した。「誰もが予想できるように、我々は冬の間に非常に積極的なエンジニアリングプログラムを進めてきました」とクレア・ウィリアムズはコメント。「そのため、2月18日のテスト初日にむけてバルセロナに向かう前にチームがファクトリーでの時間を最大化できるよに今週のフィルミングデーにクルマを走らせないことを決定しました」2019年、ウィリアムズはラリーでの事故から8年ぶりに復帰を果たすロバート・クビサ(カーナンバー88)、そして、昨年のF2チャンピオンであるジョージ・ラッセル(カーナンバー63)をドライバーに起用する。
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