ウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、ランス・ストロールがフォースインディアに移籍することになった場合、ロバート・クビサが後任を務める“可能性が高い”と語る。カナダの大富豪であるローレンス・ストロールがチームを救済したことで、ランス・ストロールは近い将来レーシングポイント・フォースインディアに移籍するのは確実だと考えられている。
シーズン中の移籍も可能性として挙げられているが、ウィリアムズは今週末のシンガポールGPにむけたプレスリリースでランス・ストロールのコメントを紹介しており、少なくとも移籍はロシアGP以降になるだろう。クレア・ウィリアムズは「いつになるかはわかりませんが、ランスはおそらくチームを離れることになるでしょう」とクレア・ウィリアムズは Speed Week にコメント。「我々はランスとローレンスの幸運を祈っていますが、それは1名のドライバーがウィリアムズを離れ、別のドライバーが後任を務めるというだけです」ロバート・クビサは、今シーズンのウィリアムズのリザーブドライバーを務めているが、噂ではウィリアムズはローレンス・ストロールが離脱することで失う財政的な損失を埋めるために“ペイドライバー”を起用するのではないかとも言われている。実際にF2ドライバーのアルテム・マルケロフ、GP3ドライバーのニキータ・マゼピンの名前が候補に挙げられている。しかし、クレア・ウィリアムズは「実際にランスが離れた場合にはロバートが彼の後任を務める可能性が高いです」と語った。だが、ウィリアムズは今シーズン末でタイトルスポンサーのマルティーニも失うことが決定しており、クレア・ウィリアムズも財政面も考慮する必要があると認める。「現在のスポンサーシップ時代に独立系チームがペイドライバーなしに目標を達成するのは簡単なことではありません」とクレア・ウィリアムズはコメント。「我々はより経験豊富なドライバーと契約できるように財政面に非常に懸命に取り組んでいます。それは我々の2019年の目標のひとつです」ウィリアムズは、フォーミュラEのバッテリーサプライヤーとしての重要な契約も失う。「フォーミュラEはひとつのプロジェクトではありましたが、我々にはジャガーやアストンマーティンのようなより多くのプロジェクトがあります」とクレア・ウィリアムズはコメント。マルティーニの後任は見つかったかとの質問には「集中的な交渉を行っていますが、1社のメインスポンサーになるか、複数のパートナーということになるかははっきりしていません」とクレア・ウィリアムズはコメント。「私が自信を持っているのは、我々は必要とする資金を確保できるということです」