ウィリアムズは、除名処分となったFOTAへの再加入を望んでいる。ウィリアムズとフォース・インディアは、FIAとFOTAの和平協定が合意される前にFOTAの団結を破り、2010年のF1世界選手権に無条件でエントリーを提出。FOTAを除名処分となった。ウィリアムズのCEOであるアダム・パーは、FOTAがウィリアムズとフォース・インディアを再加入させてくれることを期待している。
「そう願っている。我々全員が望んでいることだと思う」とアダム・パーは語る。「我々とフォース・インディア、そして新しいチームが、進行中の議論に加わることは、きわめて重要なことだと思う」FOTAは、25日(木)にボローニアで会議を開き、予算キャップに代わるコスト削減案の詳細を決定するとみられている。ウィリアムズ、フォース・インディア、3つの新しいチーム(マノー、カンポス、USF1)は、2010年の予算キャップを前提にエントリーを提出したが、チームは参戦コストを2年以内に1990年初期のレベルまで削減することを約束している。また、自動車メーカーチームが2010年に新規参入するチームに対して技術支援を行うことに合意している。アダム・パーは、予算キャップに代わる選択肢について、より詳しく知りたいと語る。「多くの詳細がどのように達成されていくのか、そして何が目標なのかを考えている」加えて、3つの新チームが搭載を予定しているコスワースエンジンについても未解決なままだ。コスワースエンジンは、2006年スペックのものが使われ、より高い回転数制限が与えられるとされるとしている。「エンジンは4年前のものだ。他よりも燃費が悪いのは明らかだ」とマックス・モズレーは主張している。