FIA(国際自動車連盟)は、FIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスのチャンピオンシップタイトルを再定義。チャンピオンシップタイトルは、マニュファクチャラーズではなく、チームに与えられるものとした。FIA 世界耐久選手権は、昨年のアウディに続き、今シーズン限りでポルシェがLMP1クラスから撤退。まだ正式に参戦は発表していないものの、2018年シーズンのLMP1クラスのマニュファクチャラーはトヨタだけとなる。
6日(水)、FIA世界モータースポーツ評議会でLMP1クラスのチャンピオンシップタイトルの再定義が承認された。2018-2019シーズンからは、ワールドチャンピオンシップタイトルは、マニュファクチャラーではなく、チームに与えられることになった。また、チーム順位を定めるために、今後は各レースのチーム内で最も順位が高かったマシンにのみポイントが与えられる。WECのレギュレーターであるACO(フランス西部自動車クラブ))は、より多くのマニュファクチャラー、プライベートチームを誘致し、予算をコントロールし、技術的な特徴を保持することを目指している。マニュファクチャラーは、非ハイブイッドカーでWECに参戦することは許されいないが、プライベートチームにエンジンを供給することができる。ノンブリッドカーのブランド化は、パートナー、マニュファクチャラーを含む特定の条件のもとで可能となる。また自然吸気エンジンとターボとの技術同等性が正式化された。来季のWECは、今後ル・マン24時間レースを最終戦とするための調整として、1シーズンで2回ル・マンを開催する“スーパーシーズン”として2019年6月まで行われる。以後はウィンターシリーズ化される。