FIA 世界耐久選手権(WEC)は、フェルナンド・アロンソが出場できるように富士6時間レースの日程変更を検討しているようだ。マクラーレンのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソは、目標に掲げる“3冠達成”のためのトヨタからル・マン24時間レース参戦に留まらず、他のWECラウンドにも参戦することが発表された。
だが、WEC 第5戦 富士6時間レースは、F1アメリカGPと日程が衝突しており、WECよりもF1を“優先”するフェルナンド・アロンソは、富士6時間レースを欠場すると見込まれている。富士スピードウェイを所有するトヨタ自動車は、WECおよび富士6時間に重要な影響力を持っており、ホームレースにスタードライバーであるフェルナンド・アロンソを出場させることを熱望しているという。元々、富士6時間レースは1週間前に開催が予定されていたが、ロード・アトランタでのプチ・ル・マンとの日程衝突を避けるために現在の日程に変更されている。そのため、現在、富士6時間レースを元々の10月14日の開催に戻すことが検討されているという。昨年、WECは全9戦で開催されていたが、今年はル・マン24時間レースを最終戦にするために“スーパーシーズン”として2018年と2019年にまたがる18ヵ月間のスケジュールで開催され、2018年は5戦に減少。富士6時間レースはそのうちの1戦となっている。フェルナンド・アロンソの富士6時間レースへの参戦は、トヨタにとってもWECにとっても集客面で魅力的となるだろう。また、フェルナンド・アロンソにとっても、富士6時間への欠場はドライバーズチャンピオンシップ獲得に大きな妨げとなる。フェルナンド・アロンソは、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴とともにトヨタ TS050ハイブリッドの#8号車を走らせる。
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