F1ドライバーのマーク・ウェバーは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にとって2020年は"最も重要なオフシーズン”になるとし、調子を取り戻すためにも専門家のアドバイスを求める必要があると考えている。2019年シーズン開幕前にはフェラーリに久々のF1タイトルをもたらすことが期待されたたセバスチャン・ベッテル(32歳)だが、タイトル争いはおろか、今年からチームメートに加入したシャルル・ルクレール(22歳)にもドライバーズ選手権で破れるという屈辱の結果でシーズンを終えた。
ドライバーズランキング5位という結果は2015年にフェラーリに移籍して以来最低の結果となるが、セバスチャン・ベッテルは自分のアプローチを変える必要はないと主張している。「まったく難しいことではない。細かいことを変えるだけだ。インタビューがもっと少なくなれば助かるね」とセバスチャン・ベッテルは語った。しかし、2009年から2013年までレッドブルでセバスチャン・ベッテルのチームメートを務めていたマーク・ウェバーは、ベッテルの弱点は人の意見に耳を貸さないことだと考えている。「セバスチャンのキャリアにとって、このオフシーズンはとても重要なものになると思う」とマーク・ウェバーは Channel 4 に語った。「彼は勝者でありファイターだ。だが、彼には小さな欠点がある。人の言うことに耳を傾けることがうまくない」「彼が人々からアドバイスを求める必要があるのであれば、それは彼にとって未知の領域になると思う。なぜなら彼はキャリアの終盤に差し掛かっているからだ」。「しかし、彼はできる限りさまざまな専門家たちの助言を求める必要がある。その中には同じようにF1をやってきた者も含まれるかもしれない」「そうすれば、彼は新たな段階にある情熱とエネルギーを解放する方法を理解し、前に進めることができると思う」「彼には家に3人の子供がおり、来年は22戦が開催される。私には子供はいないが、本当に難しいことだろう。他のドライバーのなかにはそういいった状況にない者もいる」「今年はフェラーリでの彼の最悪のシーズンだった。来年また戻ってくるまでに彼は大きな戦いをしなければならない」