元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、同郷の後輩のダニエル・リカルドに対して、シーズン開幕時は2019年の契約を考えるのではなく、チームメイトであるマックス・フェルスタッペンとの対決に集中すべきだとアドバイスを送った。ダニエル・リカルドとレッドブルとの現行契約は2018年末で期限を迎える。2019年はメルセデスとフェラーリに空席ができる可能性があり、ダニエル・リカルドには複数の選択肢があることになる。
しかし、2007年から2013年までレッドブルでF1を戦ったマーク・ウェバーは、ダニエル・リカルドにとって最も重要な目標は、チームメイトのマックス・フェルスタッペンを倒すことだと強調しいた。「彼にできる最大のことはマックスを倒すことだと思う。それが彼にできる一番のことだ。彼もそれはわかっていると思う。そのためにベストを尽くそうとしているはずだ」とマーク・ウェバーは Fox Sports にコメント。「5~6カ月はそれにトライしてみて、それからオプションを考えればいいと思う」マックス・フェルスタッペンは、昨年末に2020年までレッドブルとの契約を延長しており、チーム代表のクリスチャン・ホーナーはマックス・フェルスタッペンが今後は“自分好みにチームを築いていける”と語っていた。かつてレッドブルでセバスチャン・ベッテルとチームメイトだった時代、マーク・ウェバーはチームがベッテルを優位に扱っていると主張していた。しかし、マーク・ウェバーは、ダニエル・リカルドがマックス・フェルスタッペンと同じ困難に見舞われることはないだろうと確信している。「レッドブルはチャンピオンシップをリードし、しっかりと仕事を果たすドライバーをサポートするはずだ。もしそれがダニエルなら、正直に言って僕自身は彼にそのチャンスは十分あると思っている。なぜなら、彼はレッドブルのプロダクトだからだ」「ダニエルがワールドチャンピオンになって、ヘルムート(マルコ)がっかりするとは思わない。ただ、彼はマックスのことも可愛がっている。2人とも好まれているから大丈夫だと思う」「マックスを倒してレッドブルがまた輝きを取り戻した場合、ダニエルが離脱する理由があるか? 最終的にリカルドはマシンのカラーにはあまりこだわっていないと思う。とにかく勝ちたいだけなんだ」 「彼はそれを目標にしている。一貫して勝つのは難しいことだし、それを成し遂げていない。彼には十分にその力はあると思うけど、そのチャンスをもらえるポジションは自分自身で見い出さなければならない」バルテリ・ボッタスが2019年以降の契約延長を確保できなかった場合、ダニエル・リカルドがメルセデスでルイス・ハミルトンのパートナー候補になる可能性はあるかと質問されたマーク・ウェバーは「それは誰が見ても明らかだろう。誰もがそうなるだろうと思っているはずだ」とコメント。「明白な関連要素もある。2人とも契約が切れる。彼は一流のドライバーであり、移籍のチャンスはある。ただ、メルセデスも焦って決断するつもりはないだろうし、パフォーマンスを含めてバルテリのこともしっかりと見守っていくだろう。おそらくカナダくらいまでに次の展開が見えてくるだろう」