マーク・ウェバーは、ダニエル・リカルドが自分の後任としてレッドブルに昇格したことはF1の“ペイドライバー”傾向に対する勝利だと支持した。「ダニエルはその仕事に値する。それが最も重要なことだ」とマーク・ウェバーは Totalrace にコメント。苦戦しているミナルディで2002年にF1デビューを果たしたマーク・ウェバーが、“ペイドライバー”の影響力が強まっている状況へのフラストレーションを隠すことができない。
「才能ではなく、お金を払うことでシートを得るドライバーを見るのが普通になってしまっている。F1にとってあまり良いことだとは思わない」マーク・ウェバーは、もうひとつの例として、マルシャでF1デビューを果たし、競争力不足のクルマが才能を示しているフェラーリの育成ドライバーで、ジュール・ビアンキを挙げた。「クルマが遅いときは簡単ではないものだ。僕もミナルディでその状況を経験した」「彼は良い仕事をしていると思うし、将来トップチームへのチャンスに値すると思う」また、マーク・ウェバーは、ウィリアムズのバルテリ・ボッタスも称賛した。バルテリ・ボッタスのチームメイトは、去年のF1スペインGPで優勝したパストール・マルドナドだが、マーク・ウェバーはマルドナドを“ペイドライバー”のカテゴリーに入れている。「ボッタスはウィリアムズで楽な時間を過ごしていない」「カナダの予選は素晴らしかったし、彼は基本的にチーム内で一人だと思う。パストールには経験があるが、ボッタスが彼から多くを学べるとは思わないからね」