マーク・ウェバーは、経験豊富なF1ドライバーは現在のレースからあまり満足を得られていないと考えている。2013年はタイヤが大きな要因を占めるようになっており、マーク・ウェバーはレースを通してデグラデーションを管理しなければならないことが、ホイール・トゥ・ホイールのバトルの喜びを奪っていると考えている。
「特に100戦を上回っているドライバーのグループには、最近のグランプリの展開は異なる構造に見えると思う」とマーク・ウェバーはコメント。「そのようなチャレンジに対処することも僕たちの技術だ。僕たちは、V10時代、V8時代、給油、1発の予選、Q1-Q2-Q3を経験してきた」「それらが大きな役割を演じた多くのシナリオを見てきたし、ドライバーがそれらに対処するのは重要なことだ」「でも、モナコではターン3に着いたときに1つ目のタイヤセットを労わりはじめていたよね! ニコ(ロズベルグ)だってそうしていた」「異なるレースだ。モナコはペース面で極端なケースだった。GP2のペースだったと思う。かなり極端だけどね」「ピットウォールも非常に戦略的になっている。タイヤがどうなっているかなどね。それが僕たちがやれることだ。それで満足できるかい?」マーク・ウェバーは、ドライバーがポジションのために限界までプッシュして、ハードなバトルができるときもあると認めるが、それはレース終盤に限られていると考えている。「ルイス(ハミルトン)のようなレースをするドライバーがいるし、バーレーンでの残り3〜4周はハードな戦いができた」「7周目にそのようなレースはできない。自分の手首を切るようなものだからね。タイヤとスティントの幅を殺してしまう」「でも、残り3〜4周では、できるだけのポジションでのフィニッシュを目指せる」「本当に異なるタイプのレースだ。それは間違いない。クルマで素晴らしい瞬間を得られるときもあるけど、今は満足しているとは言えない。本当に異なるものなんだ」