マーク・ウェバーは、常に新しいものを開拓しようとしているレッドブルのデザイナー、エイドリアン・ニューウェイをアップルの創設者スティーブ・ジョブズになぞらえた。「彼はF1界のスティーブ・ジョブズだよね。スティーブ・ジョブズが立ち上がり、最初のアップルコンピュータを売り込まなければ、僕たちがiPadを手にすることはなかっただろう」
「それはエイドリアンも同じだ。多くのチームが僕たちをコピーして、規約の解釈は何度も書き換えられている。そのたびに 僕たちはひどく痛めつけられている」 レッドブルは、ドイツGPで使用していた規約の抜け穴を突いたエンジンマッピングを規制され、またパルクフェルメ期間に手動で車高調整をしているとして、サスペンションシステムの見直しを求められた。「大部分の人たちにとって信じられないくらい退屈なことだと思う」とマーク・ウェバーはコメント。「僕たちにできるのは全てのテストに合格し続けていくことだけだし、僕たちはそうしてきた。ワンメークのシリーズじゃないんだし、レギュレーションに沿っていれば好きなようにマシンを設計していいはずだ。それが僕たちがやっていることだ」「他チームも彼らのマシンの問題に対処するよう求められているけど、それら(FIA指令)が話題にのぼることはない。でも、僕たちの場合は派手に報じられる。レッドブルの話だとすぐメディアで話題になるよね」マーク・ウェバーは、今後もレッドブルに対する風当たりは強いだろうと予想するが、チームの正当性に自信をみせている。「ウイングであろうがなんであろうが、またそのようなことが起こるだろうね。僕たちはこれからもすべてのテストに合格していくよ」「正式な抗議を申し立てたチームは1チームもいない。それは僕たちが規約の範囲内だってわかっているからだ」
全文を読む