マーク・ウェバーが、F1ベルギーGPでのオー・ルージュでのフェルナンド・アロンソとのサイド・バイ・サイドのバトルを振り返った。フェルナンド・アロンソが1回目のピットストップを終えた9周目、マーク・ウェバーとアロンソはオー・ルージュでサイド・バイ・サイドのバトルを展開。最終的にアロンソが引いてウェバーが前に出た。
前もって戦い方を考えていたかと質問されたマーク・ウェバーは、前もって考えてはおらず、考える時間さえなかったと述べた。「そういった段階で計算できる時間はあまりない。レースの大半でスタートからのフラストレーションを引きずっていたと思う」とマーク・ウェバーはコメント。「フェルナンドの後ろに着いたとき、オー・ルージュに向けて非常に接近するのは明らかだったし、フェルナンドがKERSを使うだろうことはわかっていたので、僕もKERSを使っていた」「スリップに入っていたし、インサイドに着くことができていればラインがあったかもしれない。でも、二人とも非常に経験があるし、どっちも簡単には引かない。良いバトルだったし、うまくいったのでとても報われたね」次のラップのレ・コンブでフェルナンド・アロンソはポジションを取り戻したが、プライムでフェラーリよりも安定したパフォーマンスをみせたマーク・ウェバーが終盤で抜き返し、ウェー3位、アロンソ4位でレースは終了した。9周目のバトルを振り返ったマーク・ウェバーは、相手がフェルナンド・アロンソでなければ考え直したかもしれないと認めた。「すべてを正しくやるたために2人が良い仕事をしたのは明らかだ」「フェルナンドはワールドクラスのドライバーだし、どこまでが限界かをわかっているので、彼のようなドライバーとそれができたときはより充実感がある」「他のドライバーとだったら、僕の動きは少し違っていたかもしれないね。今回はうまくいったけど、モンツァでは彼がそうする番かもね」「底では息が止まったよ。進入してミラーを見たら彼はまだミラーのなかにいたんだ・・・まだ、最終的に彼に選択肢はなかった。彼はそうしなければならなかった・・・僕たちのどちらかが引かならなかったし、僕の方がわずかにラインが良かったので、彼が引かなければならなかった」