ランボルギーニのCEOを務めるステファン・ウィンケルマンは、F1は同社のロードマップにはないと主張する。「F1は将来の我々のアイデアの一部ではないと思う。モータースポーツについて話すときは常に公道仕様の車との関連性がなければならない」とステファン・ウィンケルマンはTopGear.comに語った。
同じフォルクスワーゲン・グループのポルシェとアウディは、新しいエンジン形式が導入される2026年からF1に参戦することを取締役会に承認されている。だが、ランボルギーニの将来は耐久レースにある。5月17日(火)、同社は新しいLMDh車両(ハイパーカー)で2024年からWEC(FIA 世界耐久選手権)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦することを発表している。「耐久レースとLMDhは、テクノロジーを公道仕様の車に移転する方法と大きく関連性がある、F1はそうではない」とステファン・ウィンケルマン語った。LMDh車両の開発は、来年の次期アヴェンタドールの発売から展開されるランボルギーニのハイブリッドスーパーカーの試験場になるはずだランボルギーニは、2009年にモータースポーツ活動を再開させている。「我々はワンメイクレースシリーズから始めた。それは我々にとって大きな一歩だった」とステファン・ウィンケルマンは語る。「我々が通常のラインナップで行っているすべての変更と合わせて、F1に入る計画はこれ以上ない」ランボルギーニは、V12時代の1989年から1992年までエンジンサプライヤーとしてF1に参戦し、1991年にはモデナとして1年間だけワークス参戦した過去がある。鈴木亜久里が1990年の日本グランプリではじめて3位表彰位だを獲得したローラ LC90にはランボルギーニのエンジンが搭載されていた。