元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、ルノーの違法なブレーキバイハスシステムに異議申し立てをしたレーシングポイントとFIAの台頭を非難した。レーシングポイントは、ルノーがダブル入賞を果たしたF1日本GP後にルノーの“プリセットラップディスタンスディペンデントブレーキバイアスアジャストメントシステム”が違法であるとして12ページの書類をFIAに提出した。
FIAは、ルノーのデバイスは技術的には合法であるが、“ドライバーエイド”であるとしてルノーの両ドライバーをF1日本GPから失格処分とした。ジャック・ヴィルヌーヴは、ルノーのシステムがダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグの助けになったと認めつつも、次のように語った。「私が間違っていると思うのは、ペナルティがどのように管理されたかだ」とジャック・ヴィルヌーヴはコメント。「システムは長い間そこに存在していた。クルマが何度も合法だと考えられているのに、後から競技規約に従っていないなどと言うべきではない」「合法かどうではないか。それで話は終わりだ」ジャック・ヴィルヌーヴは、レーシングポイントの異議申し立ての方法についても批判した。「すべてのチームが長い間そのシステムが存在していることを知っていた。レーシングポイントが鈴鹿でポイントを求めた方法はチープだ」「チームがお互いのことを考えて行動しなかった点がいくつかあった。いずれ彼らにそのツケが回ってくるだろう」関連:ルノーF1、異議申し立てという方法を選んだレーシングポイントを批判