F1サーキットデザイナーのヘルマン・ティルケは、2020年のF1ベトナムGPにむけて新しいサーキットを建設するための時間は十分にあると語る。リバティメディアは、昨年11月に2020年にベトナムの首都ハノイでストリートサーキットでグランプリを初開催することを発表。リバティメディアがF1の商業権を獲得してから最初の新しいレース契約となる。
ハノイ郊外にあるスタジアムの近郊に新たに設置されるハノイ市街地サーキットは、全長5.5665mのロングストリートサーキットとなる。およそ1600mのロングストレートを特徴とし、初期のシミュレーションでは最高速度は208mphに達するとの見積もられている。サーキットはヘルマンティルケの会社が設計を担当。スケジュールはタイトだが、ヘルマン・ティルケは1月末まで作業を開始する予定ことはないと語る。「全てを完了させるまでほんの1年しかない。それはかなり野心的だ」とヘルマン・ティルケは Auto Motor und Sport にコメント。「だが、我々がそのようなことを達成するのは今回が初めてではない。バーレーンのトラックを完成させるため14か月しかなかった」だが、ヘルマン・ティルケは、F1ベトナムGPがストリートサーキットだからとしって、建設が容易になるわけではないと語る。「すでに道路がそこにあるので簡単だろうと思うかもしれない。だが、それは真実ではない。完全に新しいコースを建設するよりも検討しなければならないより多くの詳細がある。最終的に我々にとっての努力は変わらない」ヘルマン・ティルケは、他の現代的なストリートサーキットとは異なり、ハノイはドライバーに好かれるものになると約束する。「彼らにとってドライブするのはそれほど簡単にはいかないだろう」とヘルマン・ティルケは語った。また、ベトナムのサーキットは、ピットストップでのタイムロスが非常に小さくなるため、レースはエキサイティングなものになるはずだと語る。「ドライバーがピットインしたときにコーナー全体のコンビネーションを逃すことがF1ボスの願いだ。彼らはより多くのピットストップを生み出し、チームに戦略のより多くの選択肢を与えるためにできるだけ、ピットレーンでのタイムロスを小さくすることを望んだ」
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