フェラーリF1のセバスチャン・ベッテルは、F1トルコGPでルイス・ハミルトンが記録的な7回目のF1ワールドチャンピオンを獲得したことを祝福した最初のドライバーだった。3位でフィニッシュしたベッテルは、ハミルトンのマシンまで歩いていって功績を称えた。ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルは過去11年のドライバーズ選手権のうち10回を共有している。ベッテルはF1トルコGPで1年以上ぶりに表彰台を獲得。トップ3記者会見でパルクフェルメでハミルトンとどのような言葉を交わしたかを明かした。
ルイス・ハミルトンを史上最高のドライバーだと見なしているかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「今日の歴史を目の当たりにすることができるには僕たちにとって非常に特別なことだと彼に話した」と語った。「彼は確実に僕たちの時代のベストだと思う。比較するのはどうやったって難しいことだとは思う。スターリング・モス、ファン・マヌエル・ファンジオを僕たちの世代とどうやって比較できると思う? できないよね」「僕たち全員がこのマシンに自分自身の身をゆだねているし、彼らは僕たちのマシンに乗ってないわけので、比較しても意味はないと思う。でも、そこは問題じゃない。すべての時代のそれぞれのドライバーたちがいる。そして、ルイスは間違いなく僕たちの時代で最大で最も偉大なドライバーだ」「確かに僕にとって感情的にはミハエル(シューマッハ)がいつだって最高のドライバーだ」とセバスチャン・ベッテルは付け加えた。「でも、ルイスが達成したことを考えれば、彼が最高であることは間違いない。彼はミハエルのチャンピオンシップに匹敵し、より多くのレースに勝ち、より多くのポールポジションを獲得している。彼は皆さんが求めることができるすべてを成し遂げたと思う」ルイス・ハミルトンは6番グリッドからスタートし、序盤にコースオフして再び順位を下げるも、トリッキーなコンディションのなかで最終的にはセルジオ・ペレスに30秒以上の差をつけて優勝した。ルイス・ハミルトンの素晴らしさについて「今日がその最高の証拠だと思う」とセバスチャン・ベッテルは語った。「難しいレースだったし、コースに留まっているのも非常に難しいレースを2時間走った。正直に言えば、彼が勝てるレースではなかったかもしれない。それでも彼は勝った。彼は再びバックから特別なものを引き出した。彼は達成したすべてのことに値すると思う」一方、ルイス・ハミルトンは、レースとタイトルの両方を獲得した後、インラップで涙を流して感情を露わにした。「感情のコントロールを失うことなんて滅多にないんだけど…ラインを通過したときに一気に押し寄せてきて、涙があふれだしてきた。インラップ全体が涙が止まらなくて実際にマシンから降りることができなかった。とにかく信じられなかった」「バイザーが上げて、涙が流れるなどの人に見られたくなかった。過去に他のドライバーが泣いているのを見たのを覚えているし、自分は絶対に泣かせないといつも言っていた。『たぶん泣くことはないだろうね』ってね。でも、あまりに凄すぎた」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿