フェラーリのF1ドライバーであるセバスチャン・ベッテルは、2020年のF1世界選手権をスタートできなかったことは残念だが、新型コロナウイルスの脅威を考えれば、開幕4戦を延期にするという決定は理解できるものだと語る。4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、F1オーストラリアGPの中止が発表された金曜日の朝の時点で、すでにサーキットを離れ、キミ・ライコネンとともに飛行機で帰国の途に就いていた。
新型コロナウイルスによるレースの延期についてセバスチャン・ベッテルは「それは視点と関係していると思う」とコメント。「15歳でまだカートをやっているときと、30歳の視点は大きく異なる。それが人生が教えてくれることだ」セバスチャン・ベッテルは、F1を開催することは、関係者や一般の人々の健康と幸福ほど重要ではないと認識している。「F1が宇宙の中心であり、F1がすべてだと考えるのは無知だろう。ある程度の年齢で3人の子供がいる僕は、そうではないことを理解するのに十分な年齢だと思う」とセバスチャン・ベッテルは説明する。しかし、それはセバスチャン・ベッテルのF1への愛情が薄れたというわけではない。「そうは言っても、F1はもちろん僕の情熱です。僕の人生の重要な部分だ」「10〜15年前の僕にとって、レース以外には何もなかったと言ってもいいだろう。言ったように、これは人生があなたに教えてくれるものだと思う。経験を重ねることによってね」