レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、セバスチャン・ベッテルはもはやフェラーリの“ナンバー1”ではないと語る。13年ほど前に10代のセバスチャン・ベッテルをF1に導いたヘルムート・マルコは、ベッテルがF1キャリアを軌道に戻すには“本当に良いシーズン”を過ごす必要があると語る。
32歳になったセバスチャン・ベッテルは、フェラーリとの契約が今シーズン限りで失効。だが、ヘルムート・マルコは“非常に単純な金銭的な理由”を挙げてベッテルのレッドブル復帰を事実上除外している。レッドブルはすでにマックス・フェルスタッペンと2023年まで契約を延長しており、「我々にはそのような2人スターを抱える余裕はない」とコメント。「彼(ベッテル)がF1を続けて、競争力のあるチームと高給な契約を継続したいのであれば、今年、彼は本当に良いシーズンを過ごさなければならない」「シャルル・ルクレールは、セバスチャンがナンバー1の地位を失わせた。だが、彼は4回のワールドチャンピオンのままだ。しかし、彼のマシンは支配的ではないので、彼にとっては我々ほど簡単ではないだろう」「彼は快適なゾーンを抜け出さなければならない」2016年のF1ワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグもその意見に同意する。「セバスチャンにとって簡単なことではない。ルクレールはチームから強力なコミットメントを得ているからだ」とニコ・ロズベルグは RTL にコメント。「だが、セバスチャンが過去数年間で最適なシーズンを迎えられなかったことには理由もある。彼が今やらなければならないことは100%の自信を取り戻すことだ。特に序盤のレースで良いパフォーマンスを発揮することが非常に重要だ」フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、セバスチャン・ベッテルが2021年もフェラーリに残留する可能性があることを示唆しているが、それは事実上のナンバー2を受け入れることになる可能性がある。「我々には最強のドライバーペアがいると確信している。彼らは我々にトラブルを引き起こすこともあるがね」とマッティア・ビノットは、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールについて言及した。
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