フェラーリのチームメイトであるシャルル・ルクレールのパフォーマンスと評価はうなぎ上りだが、元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、セバスチャン・ベッテルのF1キャリアが危機に瀕しているとは考えていないと語る。セバスチャン・ベッテルは明確なナンバー1のステータスを失い、フェラーリはシャルル・ルクレールと2024年までの長期契約まで延長。2020年が契約最終年となるベッテルはF1引退に追い込まれるかもしれないとの見方もある。
「個人的に彼にとって決定的なシーズンになるかどうかはわからない」と80年代と90年代にフェラーリのF1ドライバーを務めたゲルハルト・ベルガーは Auto Motor und Sport にコメント。「去年、彼を終えて良い引退を望んだだろうか? 彼はルクレールと対戦したいだろうか? もちろん、ルクレールは強敵だが、フェラーリ、メルセデス、レッドブルでドライブするときは常にそうだ」「トップチームには常に1匹が残るまで頭を突き合わせる2匹の動物がいた。私がマクラーレンに行ったときそれはセナだった。そこから逃げることはできない」ゲルハルト・ベルガーは、セバスチャン・ベッテルに、期待外れな数シーズンから立ち直り、今年のシャルル・ルクレールに対してトップの地位を再確認するようにアドバイスする。「シーズンの最後の3分の1で、ベッテルはルクレールをとても倒せることを示した」とゲルハルト・ベルガーは語った。「疑う余地なく、ルクレールはベッテルよりも未来があり、セバスチャンは彼のキャリアの最後の段階にいる。しかし、彼は非常に多くの経験を持ち、ワールドチャンピオンを4回獲得し、フェラーリで5年間働いている。彼は少年の勇敢さを相殺することができる」「面白い決闘になるだろう。だが、結果を予測することを敢えてしない」