セバスチャン・ベッテルは、F1ロシアGPの決勝でMGU-Kの故障によってリタイアを喫したが、フェラーリは以前のMGU-Kを使用することでF1日本GPでのエンジンペナルティは回避できると考えている。F1ロシアGPで、セバスチャン・ベッテルはピットストップ直後に28周目にMGU-Kの故障によってリタイア。ここで入ったバーチャルセーフティカーがメルセデスの1-2フィニッシュのきっかけとなった。
セバスチャン・ベッテルのMGU-Kは、シーズンの割り当て基数の2基目だったが、フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、理論的に以前のMGU-Kをコントロールエレクトロニクスに適用することは可能であり、F1日本GPでグリッド降格ペナルティを回避できるはずだと語る。「我々はパワーエレクトロニクスを失ったが、もう一基あるので、まだ他のものが使える」とマッティア・ビノットはコメント。「パワーユニットのハイブリッド側に問題が発生し、クルマの断熱が失われた。安全性の理由からすぐに停車するよう指示した」「ピットレーンの100m後だったのは当然、残念だったが、我々はセブにできる限り安全策をとった」