セバスチャン・ベッテルは、フェラーリがベルギー、イタリア、シンガポールで3連勝したからといって、今後、フェラーリがどのサーキットでも勝てると考えるのは間違いだと語る。F1シンガポールGPで392日ぶりに未勝利から脱したセバスチャン・ベッテルだが、次戦ロシアGPが開催されるソチ・オートドロームは2014年の初開催以来、メルセデスが無敗を続けており、今週末は何が起こるかを“言うのは難しい”と語る。
「シンガポールはそれほど強くないと予想されていたので、僕たちに多くの自信を与えたのは確かだ」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「新しいパーツは非常にうまく機能しているし、僕たちに優位性を与えたように思う。ここでもポールを争って、レースでも同じような強さがあることを期待している。僕たちにできること、やらなければならないこと、もっとうまくやれることはあると思うけど、良いステップだった」フェラーリは、シーズン前半戦にアップグレードが期待通りに機能しなかった答えを見つけたように思えるが、セバスチャン・ベッテルはロシアGPにむけてしっかりと地に足をつけている。「シンガポールは結果以外にも多くのポジティブな点がある。全体的に僕たちは間違いなく正しい方向に向かっていると思う。でも、2つの異なるタイプのトラックで勝ったからといって、どこでも勝てると考えるのは間違っている」「メルセデスは今年もあらゆるレースで勝つことができる立場にいると思っているし、彼らは倒さなければならない相手であり、ベンチマークだ」「それが僕たちが行きたい場所だ。理想的にはそこだけでなく、その先にね。僕たちの前にはまだ多くの仕事があるし、物事が正しい方向に進められれば、物事がうまくいくのにそれほど時間はかからないだろう」