元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、フェラーリで不振に陥っているセバスチャン・ベッテルは闘争本能を失っているのではないかと考えている。4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルだが、フェラーリでは厳しい状況に追い込まれている。新入りのシャルル・ルクレールがフェラーリの母国イタリアを含めて2連勝を挙げたことで、まだ今季未勝利のセバスチャン・ベッテルはチームの“ナンバー1”のステータスを失ったとも考えられている。
ゲルハルト・ベルガーは、フェラーリで巨額な報酬を得て、私生活では結婚して子供たちにも恵まれたことで、セバスチャン・ベッテルから闘争本能が失われつつあるのではないかと考えている。「非常に単純な話だ。闘争本能を失えば、もはやF1チャンピオンになる資格などない。そのためにはもう一度どそれを取り戻す必要がある」また、フェラーリ内の政治的なパワーバランスもささやかれている。現在、シャルル・ルクレールのマネージャーを務めるニコラス・トッドの父親は、元フェラーリのチーム代表で、現在はFIA会長を務めるジャン・トッドだ。F1関係者の中には、シャルル・ルクレールはセバスチャン・ベッテルよりも政治力を持っており、それがフェラーリ内での両者のパワーバランスの逆転に寄与しているのではないかとの見ている者もいる。しかし、ゲルハルト・ベルガーはそのような見方を否定る。「それは関係ないと思う。ベッテルがスピンしたり、ルクレールがスリップストリームに関する約束を守らなかったりしたことは、いずれもFIA会長やマネジャーには関与できないことだ」だが、ゲルハルト・ベルガーはモンツァでルイス・ハミルトン(メルセデス)に対してアグレッシブなディフェンスを行ったシャルル・ルクレールにFIAのがペナルティーを科さなかったことに関しては疑問が残ると語る。「モンツァでフェラーリに好意的な扱いがなされたことは看過できないね。私も同じ意見だ。おそらく何人かの紳士たち(F1競技委員)は目をつぶっていたのだろう」
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