FIA、セバスチャン・ベッテルに更なる処分を検討

セバスチャン・ベッテルには10秒のストップ＆ゴー・ペナルティが科せられたが、最終的にルイス・ハミルトンのひとつ前の4位でレースをフィニッシュしている。セバスチャン・ベッテルのこの行為は世界中で見出しとなり、ベッテルに科せられたペナルティは甘いとの評価が大部分を占めた。接触事故ではないが、セバスチャン・ベッテルは、2016年のF1メキシコGPでコースオフしたにも関わらず順位を譲らなかったマックス・フェルスタッペンに激怒し、ペナルティを検討していたチャーリー・ホワイティングに対して無線で放送禁止用語で2度「うせろ！」と暴言を吐いている。当時FIAは「FIAは常にモータースポーツにおいて、特にオフィシャルおよび／同じ参加者らに対しての暴言の使用をとがめる意向であり、チャンピオンシップに参加するすべての者に対して敬意を持ち、彼らが公衆、特に若い世代の模範となることに心を配るよう求めている。FIAは、この機会にメキシコで起こったものと同様のインシデントが将来的に発生した場合、FIA国際裁判所に持ち出してその判断を仰ぐことにり、懲戒的な措置が取ることを勧告する」と述べており、いわばセバスチャン・ベッテルは執行猶予の身。ジャン・トッドは、FIA国際裁判所に持ち出す前にセバスチャン・ベッテルを召喚することを考えており、今週後半に結論を下すと According to Auto Motor und Sport は報道。故意の事故については、1997年にミハエル・シューマッハがジャック・ヴィルヌーヴをコース外にはじき飛ばしてチャンピオンシップから除外された先例がある。少なくとも、ルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテルが故意にマシンを当ててきたと考えている。「あの時点で先頭に並んでマシンを寄せてくる理由はない」とルイス・ハミルトンはコメント。「彼がやったことにそれ以上に明らかなことはない。空の青さくらい明らかだ」関連：【動画】 セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンの接触