セバスチャン・ベッテルをレッドブルのドライバー育成プログラム時代に指導してきたヘルムート・マルコは、F1メキシコGPの決勝レースでのベッテルの無線での暴言を“4度のワールドチャンピオンに相応しくない”と語った。過去にレッドブルで4度のワールドチャンピオンを獲得し、今はフェラーリに所属するセバスチャンベッテルは、レース終盤でマックス・フェルスタッペンの後ろに引っかかっていた。
マックス・フェルスタッペンは、残り3周のベッテルとの攻防でターン1でコース外に膨らんだが、そんまま3番手のポジションに戻り、ベッテルにポジションを譲ることを拒否した。 セバスチャン・ベッテルは、フェルスタッペンの後ろを走り続けて、後ろからもう1台のレッドブルを走らせるダニエル・リカルドにも追い上げられた。残り2周ではダニエル・リカルドがセバスチャン・ベッテルのインに飛び込み、2人は軽く接触している。 レース終了直後、セバスチャン・ベッテルはチームとの無線を利用してFIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングに対しても『うせろ!』と2度もはき捨てた。ヘルムート・マルコは、このセバスチャン・ベッテルの振る舞いについて、グリッドで最も功績の高いドライバーには許されないことだ思っている。 ヘルムート・マルコは「このような状況は4度のワールドチャンピオンに相応しくない。彼の言葉遣いは一流ではなかった」と Sky Sports に述べた。3位でチェッカーを受けたマックス・フェルスタッペンだったが、チャーリー・ホワイティングとスチュワードはレース後すぐに5秒のタイム加算ペナルティを科している。ヘルムート・マルコは、なぜマックス・フェルスタッペンがペナルティを科されたのかレッドブルには理解できないとつけ加えた。 「我々は彼(フェルスタッペン)を支持する。この裁定は理解できない。彼らは異なる基準を使っている。良くないことだ」
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