セバスチャン・ベッテルは、バーレーンテスト3日目に1周も走り切れずにマシンを降りたが、レッドブルの状態に腹を立てても仕方がないと語った。セバスチャン・ベッテル、午前中にコースインするもインストレーションラップのターン4でストップ。お昼前に再びガレージを離れた際にはピットレーンを出る前にクルマが止まってしまった。その後、レッドブルは一度もトラックに出ることができなかった。
ここまでのテストでまだ85周しか走れていないセバスチャン・ベッテルに残されたテスト日は日曜日だけとなった。「今週は先週よりもっといい位置につけられることを期待していたけど、そうはならなかった。今の段階で感情的になっても仕方ない。一歩ずつ進まなければならない」「今日の一番大きな問題は、インストレーションラップを走っただけで戻ってこれなかったことだ。バッテリーに問題があったことが判明し、交換しなければならなかった。どんなものであれ、このようなマシンはパーツ交換に長い時間がかかる。それでかなりの中断になってしまった」「午後にもう一度出る準備が整ったと思ったけど、今度はメカニカルトラブルが発生して、その後はコースに出ていくことができなかった」前日のセッションでは、チームメイトのダニエル・リカルドが20周のスティントを走行中に良いタイムを刻んでいたが、セバスチャン・ベッテルは、まだクルマを判断できるほど多くの時間をトラックで過ごしていないと語った。「クルマの競争力については自分がどれくらい強いかという部分には大きな疑問があるものだけど、僕たちにはその答えがない」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「僕たち自身、まだクルマがどれくらい良いかわかっていない。単純にしっかり走れていないからね。少ないながらも走った中ではとても有望だったと思う」関連:F1バーレーンテスト3日目:フェリペ・マッサがトップタイム