マックス・フェルスタッペンは、2026年F1第9戦イギリスGP予選を7番手で終えた後、レッドブル・レーシングの深刻なパフォーマンス不足に強い不満を示した。特にストレートでのパワー不足を問題視し、「こんな状態でレースをする意味がない」とまで語り、決勝への悲観的な見方を明かした。前日のスプリントでも苦戦を強いられたフェルスタッペンは、予選でも状況は改善しなかったという。今季ここまで何度もマシン性能への不満を口にしてきたが、今回はこれまで以上に厳しい表現でチームの現状を語った。
ストレートで深刻なパワー不足を訴えるフェルスタッペンは、予選を通じてさまざまなセッティング変更を試したものの、問題は解決しなかったと説明した。「まったく前に進まない。以前のような加速をしてくれないんだ」「こういうサーキットでは、それが決定的に重要になる。できるだけ大きなパワーが欲しいコースだから、本当に痛い」「予選ではいろいろ試したけど、結果はいつも同じだった。明らかな問題があるし、それは明日のレースについても心配している理由だ。正直、こんな状態でレースをしても意味がない」この発言は、レッドブル・フォードの内燃機関(ICE)がFIAからグリッド最強と評価された直後というタイミングだけに、実際の走行との大きなギャップを改めて浮き彫りにした。バッテリー消費の悪循環も発生フェルスタッペンによれば、単純な最高速不足だけではなく、ストレートで失う時間がエネルギーマネジメントにも悪影響を及ぼしているという。「昨日のマシンも良くなかったし、今日もその面では改善できなかった。ほとんど同じだった」「それに加えて、理由は分からないけど、僕のガレージ側だけストレートでとても遅かった。最初のラップからずっとパワーが足りなかった」「ここではストレートを走る時間が長いから、パワーが足りないとバッテリーを余計に消費してしまう。その結果、最終セクターでは15コーナーを立ち上がると、ほとんどパワーが残っていない」「だからストレートでどんどんタイムを失っていた。それに加えてマシンバランスも悪く、本当にひどい状態だった」フェルスタッペンは、パワー不足が単なる最高速低下ではなく、バッテリー消費を加速させることでラップ全体のパフォーマンス低下につながる悪循環を生んでいると説明した。高速コーナーでも競争力不足フェルスタッペンは、6位で終えたスプリントでもマシンの弱点が明確だったと振り返った。「スプリントでは高速コーナーで完全にやられていた」「ジョージ(ラッセル)が後ろにいたけど、高速コーナーではダーティエアの中でも追いつかれていた。それがすべてを物語っている」「それだけじゃなく、低速コーナーでも今週末を通してマシンの挙動には満足していない。明らかに何かが噛み合っていない」高速域、低速域の両方で競争力を欠いていることに加え、ストレートでのパワー不足まで重なったことで、フェルスタッペンは決勝でも厳しい戦いを覚悟している。レッドブル・レーシングは、FIAのエンジン評価とは対照的な実戦での苦戦という難題に直面しており、その原因究明が急務となっている。【関連】・F1イギリスGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポール獲得
全文を読む