2026年F1オーストラリアGP予選でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がQ1敗退を喫する波乱が起きた。最初のアタックラップ中にクラッシュを喫したフェルスタッペンは、事故の原因について説明するとともに、2026年F1レギュレーションへの強い不満を改めて示した。フェルスタッペンはかねてから新レギュレーションに批判的な姿勢を示しており、今回も「このマシンではまったく楽しめていない」と語り、現在のフォーミュラが「正しくない方向に進んでいる」と指摘している。
メルボルン予選で突然発生したリアロックフェルスタッペンは予選Q1の最初のアタックラップ中、ブレーキング時に突如リアアクスルがロックし、コースオフしてバリアに衝突した。「ペダルを踏んだ瞬間にリアアクスル全体が完全にロックした」とマックス・フェルスタッペンは語った。「特にこの2026年のF1マシンでは本当に奇妙だ。こんな経験はこれまでの人生で一度もない」「原因がどこから来ているのか分からない。まだチームとも話していない」その後のインタビューでは、問題がダウンシフト前の段階で起きていたことも説明している。「ダウンシフトする前に問題が起きた。ペダルを踏んで素早くダウンシフトしたけど、すでにブレーキ圧のピークでロックしていた。かなり奇妙なことだ」クラッシュ後、フェルスタッペンはメディカルセンターで手首の検査を受けたが、大きな怪我はなかったという。「骨折はない。ウォールに当たったときにステアリングホイールで少し衝撃があったけど、何も問題はない」2026年F1マシンへの強い不満フェルスタッペンは、2026年F1レギュレーションが導入される以前からシミュレーターでのテストを通じて疑問を抱いていたと明かしている。実車のRB22を初めて走らせた後には、その疑念がさらに強まり、新しいパワーユニットレギュレーションはレースという観点では好ましくない方向に進んでいると感じているという。新しいパワーユニットでは電動エネルギーの管理が非常に厳しく、ドライバーはバッテリー残量を維持するために通常とは異なる走行方法を強いられている。その結果、コーナー進入前のリフト&コーストや、ストレートでエネルギー回生のために速度が落ちる「スーパークリッピング」と呼ばれる状態が頻繁に発生する。フェルスタッペンは、このような特性がレースとしての魅力を損なっていると考えている。「僕はこのマシンではまったく楽しめていない」とマックス・フェルスタッペンは語った。「どう思うかは人それぞれだけど、オンボード映像を見れば僕が正しいことが分かると思う」“このフォーミュラは正しくない”予選ではメルセデスが圧倒的な速さを見せ、ジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリとともにフロントローを独占した。3番手のオスカー・ピアストリとの差は約0.8秒に達しており、フェルスタッペンはこの差も予想していたと語っている。「バーレーンでも言ったけど、メルボルンに来れば彼らがどれだけ速いか分かると言った。だから僕にとって驚きではない」「0.8秒差はまだ大きい。僕たちはマシンを改善しないといけない。僕たちは3番手や6番手になるためにここにいるわけではない。勝つためにここにいる」さらにフェルスタッペンは、FIAがルール修正の可能性を示唆していることについても懐疑的な見方を示した。「できることは何もないと思う」「マシンを遅くすればスピードトレースはもう少し普通になるかもしれない。でもそれは単に遅くなるだけだ」「このフォーミュラ自体が正しくない。それを変えるのはもっと難しい問題だ」長いシーズンになる可能性フェルスタッペンは、今回の予選クラッシュやレギュレーションへの不満だけでなく、今シーズン全体についても厳しい見通しを口にした。「正直に言って、何を変えればいいのかも分からない」とマックス・フェルスタッペンは語った。「長いシーズンになると思う」
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