マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1シーズン開幕を前に、自社初のパワーユニットを投入したチームの仕事ぶりを「誇りに思える」と評価した。一方で、RB22のパッケージ全体としては現時点で勝利を争う段階にはないとの見解も示している。レッドブルは2026年の新レギュレーション導入を機に、シャシーだけでなくエンジンマニュファクチャラーとしても参戦。
フォードと協力し、ゼロから立ち上げたプロジェクトの初号機は、バーレーンテストで大きな信頼性トラブルを起こすことなく走行を終えた。「彼らも予想していなかったと思う。エンジンは単純に壊れるだろうと考えていたはずだ」とフェルスタッペンは語った。「その点に関しては、僕たちは素晴らしい仕事をしたし、物事をしっかりコントロールできている。間違いなく誇りに思っていい」もっとも、開幕戦オーストラリアGPでの勝利については慎重な姿勢を崩していない。メルセデスのトト・ヴォルフやジョージ・ラッセル、さらにウィリアムズのジェームス・ボウルズらがレッドブル・フォードのパフォーマンスを評価する発言をしている中でも、本人は現実的な見通しを示した。「パフォーマンス面を見れば、本当にフロントで戦うためにはまだ一歩前進が必要だと思う」「現時点では、勝利を争えるとは思っていない。でも現実的であるべきだ。自分たちのエンジンで新レギュレーションに挑む最初の段階で、それが期待値だったわけではない」フェルスタッペンは、新レギュレーションの複雑さにも言及し、改善の余地は常に存在すると強調。その中でも「相関性」を重要な課題として挙げた。「レギュレーションはとても複雑だから、常に改善できることはある」「例えばエンジンそのものの温度や、周囲のコンディションを常に考慮しなければならない。それはエンジンのパフォーマンスに大きな影響を与える。そういった分野では、まだ一歩前進できるはずだ」2026年F1シーズンは3月6日、メルボルンで幕を開ける。フェルスタッペンはレッドブルとの10年目のフルシーズンに臨み、自身5度目のワールドチャンピオン獲得を目指すが、その道のりは決して楽観視できる状況ではない。