マックス・フェルスタッペンは、Googleを使った特定の“ハック”によって、F1グランプリ前にほとんどの場合トラックウォークを避けられることを明かした。フェルスタッペンは、自身の高い基準からすると2025年シーズンは難しいシーズンとなっており、14戦を終えてわずか2勝しか挙げていない。しかし、それは努力を怠った結果ではなく、劣るレッドブルのマシンを駆りながらも目を見張る走りを披露し、依然としてトップドライバーであることを証明している。
他のF1ドライバーと同様に、フェルスタッペンも細部にまで注意を払うことが求められており、それがレースで最大限の成功を収めるための条件となる。トラックウォークはモータースポーツにおいて一般的で、路面やブレーキングポイントなどを確認する重要な機会とされている。だがフェルスタッペンは、別の方法でサーキットの知識を得ていると、レッドブルの新しいパワートレインパートナーであるフォードの動画の中で語った。「もし新しいサーキットに行くとしたら、まず最初にするのは、もちろんオンボードを見ることだね。見つけられるものは何でも見る」と彼は共同司会者のクリス・ハリスに語った。「実は僕が好きなのはGoogleマップを見ることなんだ。そうすれば頭の中に入るからね」とも明かした。ハリスから、そうすることでサーキットを細かくイメージできるのかと問われると、フェルスタッペンは「うん、だから頭の中で少し考えられる」と答えた。フェルスタッペン「トラックウォークは退屈」フェルスタッペンは、実際にクルマに乗ってスローなアウトラップを走ることで、トラックを歩くよりも効率的に確認できると説明した。「僕はもうトラックウォークはしない。完全に新しいサーキットのときだけするかもしれない」と語った。「でも僕はいつも、アウトラップが僕のトラックウォークだと言ってる。少しゆっくり走るからね」「正直なところ、5〜7キロ歩くのはただ退屈なんだ。僕はむしろアウトラップを少しゆっくり走って、周りを見て『ああ、なるほど、これでいいな』と思うほうが好きなんだ」F1は来週末にサマーブレイクを終えて再開し、フェルスタッペンの母国オランダ・ザントフォールトで第15戦が開催される。そこで彼が新たに学ぶべきことはほとんどないだろう。