マックス・フェルスタッペンは、F1カナダグランプリで優勝を決めたドライブ中に、ウッドチャック(別名グラウンドホッグ)とニアミスを起こしたことを明かした。モントリオールの有名なネズミはジル・ヴィルヌーヴ・サーキットのある島に生息しており、F1が街にやってくると厄介な存在となる。実際、これまでにも数匹のウッドチャッックがF1マシンに衝突したことがある。
元ハースのロマン・グロージャンは2018年にウッドチャックに衝突し、元ウィリアムズのニコラス・ラティフィは2022年に誤ってウッドチャッックを轢いてしまった。カルロス・サインツとルイス・ハミルトンは、金曜日のフリー走行2回目でウッドチャックとの接触を辛うじて回避したが、現世界チャンピオンのフェルスタッペンは、日曜日のグランプリの32周目で自分も危うく接触しそうになったと語った。「彼はあやうく死ぬところだった」とレース後の記者会見でフェルスタッペンは語った。「最後のシケインに差し掛かったところで、最初はそれが破片だと思った」「接近し始めたところで『ああ、なんてことだ、動物』だと思った。それで、ギリギリの瞬間にハンドルを切ったんだ。その後どうなったかはわからない」3位でフィニッシュしたメルセデスのジョージ・ラッセルは「彼が見えた。彼は逃げたよ」と口を挟んだ。「逃げれたんだ。よかった。幸運だったね。もしそれが君の車にぶつかったら…」とフェルスタッペンは答えた。ラッセルは「君にコンマ数秒差まで追いつけたので、とても嬉しかったね」と冗談で返した。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 モントリオールでフェルスタッペンが野生動物と遭遇したのはこれが初めてではない。昨年のカナダグランプリでは、レッドブルのブレーキダクトに鳥が引っかかってしまった。「ドライラインから少し外れたので、本当に減速しなければならなかった」とフェルスタッペンは付け加えた。「去年は、もちろん鳥が僕の車に飛び込んできた。だから、ウッドチャックも車に引っかかってほしくなかったんだ」日曜日の雨と荒れたレースで、フェルスタッペンはシーズン6勝目を手にした。「とてもやりがいがあったえ」とフェルスタッペンは語った。「決して簡単なレースではなかった。特にインターを履いていて、スリックのコンディションになりかけているときはミスを犯しやすい」「トラックのほとんどの場所が乾いてきていたので、コースアウトするのはとても簡単だった。でも、いくつかのコーナーではまだ少しウェットで、スリックタイヤを履くには早すぎた。そう、それがとても、とても難しい状況を作り出した」「でも、こういうレースをたまに走るのはとても楽しい。いつも走りたくはない。ストレスがたまるからね。でも今日はとても楽しかったよ」
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