マックス・フェルスタッペンは、オーストラリアGPの序盤に発生した右リアブレーキのトラブルがリタイアの原因だったと説明した。レッドブルのフェルスタッペンは当初、ポールポジションからトップをキープしてスムーズなスタートを切ったように見えたが、2周目にカルロス・サインツにオーバーテイクを許してしまった。
その直後、フェルスタッペンのRB20のリアから煙が上がり始め、フェルスタッペンはゆっくりとピットに戻り、2年ぶりのリタイアを喫した。フェルスタッペンが最後にリタイアを喫したのは2022年のオーストラリアGPだった。それ以来となるリタイアを喫した悔しさを尋ねられた26歳のフェルスタッペンは「そうだね。もちろん、レースは常に完走したいものだけど、メカニカルなスポーツだからね」と答えた。「こういうことは残念ながら起こる。でも、なぜそうなったのかを理解することが最も重要だと思う」マックス・フェルスタッペンは2年ぶりのレースリタイアを喫した。レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンの問題について「ブレーキの問題で、レース開始時からブレーキがかかっていたように見えた。マックスはハンドブレーキがかかっているようなものだと表現していた」と説明。「そのせいで熱がどんどん高まっていき、その結果火災が発生した」「今はすべての部品が帰ってきたので、被害を調査し、何が原因なのかを正確に理解するつもりだ」リタイアしたのはフェルスタッペンだけでなく、ルイス・ハミルトンもメカニカルトラブルに見舞われ、17周目にコースオフを余儀なくされた。また、ファイナルラップではジョージ・ラッセルがターン6でクラッシュリタイアを喫した。