マックス・フェルスタッペンは、2023年F1第22戦ラスベガスGP初日のフリー走行を6番手で終了。初めて体験したラスベガスのサーキットは、予想よりも楽しいという発見は何もなかったと語った。シミュレーターで走行した後、新しいサーキットに感銘を受けなかったと語っていたフェルスタッペンは、トラックを楽しめたかとプラクティス後の質問に「ノー」とコメント。
「いや、これまでの人生でもっといいトラックを走ったことがある」と彼はF1公式サイトに語った。「昨日もそう言ったし、新しい発見とかは何もない。でも、とにかくやってみるよ」プラクティスは、1回目のセッション序盤にウォーターバルブカバーが外れて2台に衝突し、2台とも損傷したことで中断。オープニングセッションは10分足らずで打ち切られ、プラクティス2回目は修理と点検のため2時間半遅れとなった。2回目のプラクティスセッションは90分に延長され、何事もなく終了し、フェルスタッペンは37周を記録した。ライバルたちが同じような距離を走る中、新しいトラックの路面がグリップし始めたとフェルスタッペンは語った。「滑りやすいね」とフェルスタッペンは語った。「もちろん、FP1ではあまり走らなかったから、ラバーが馴染むのに少し時間がかかった」「最終的には少し良くなった。全プログラムをこなすことができたし、それが今日最も重要なことだったと思う」。午前4時に終了した第2セッションではトラック温度が15℃を下回り、ドライバーたちは複数周のスティントでソフトコンパウンドを含むタイヤを温め続けることが難しくなった。フェルスタッペンは、土曜夜のレースでどのタイヤをキープするかは一筋縄ではいかないだろうと語った。「1周のソフトはいいと思う」とフェルスタッペンは語った。「ロングランはもう少し難しくて、ソフトタイヤがかなり苦戦しているようにだったので、すぐにミディアムに変えた。でも、ミディアムタイヤもロングランでは一筋縄ではいかないようだ」「だからロングランでどうすればデグを改善できるか、まだ検討しなければならないことがいくつかある。他のマシンと比べても、僕たちはとてもいい状態だと思うけど、まだもっと良い仕事ができるかもしれないと感じている。だからレースに向けてタイヤを選ぶのは一筋縄ではいかないと思う」