マックス・フェルスタッペンは、F1オランダGPでポールポジションを獲得したラップについて、1コーナーで台無しにしてしまったと考えていたと明かす。Q3の最終ラップが始まる前にランド・ノリスが暫定ポールポジションを立っていが、フェルスタッペンは0.5秒以上の差でノリスを破ってトップに立った。
だが、最初のコーナーでミスを犯し、ホームでのポールポジション獲得を続けられなくなるのではないかと不安になっていたと明かす。「ラップをスタートしてターン1に入ったとき、『終わった』と思った」とフェルスタッペンは語った。「ブレーキをかけるのが遅すぎた」「僕のターン1は素晴らしいものではなかったかもしれないけど、残りのラップは大丈夫だったと思う。クルマのフィーリングは問題なかった」セッションは濡れた路面で始まったが、雨が降らなかったため路面は乾いた。フェルスタッペンは、路面の一部が他の路面よりも最近になってから使用されたため、グリップレベルが変動し、判断が難しくなったと語った。「外はかなり滑りやすかったので、ミスなどをしやすかったです。特に新しいターマックでは、セクター1、セクター3はかなり滑りやすかった」とフェルスタッペンは語る。「特に序盤のインターミディエイトで温度を上げて走り出すのは少し難しかった。リズムを掴み、タイヤの温度を高めるために数周する必要があった」ドライバーがスリックタイヤに交換できるほど路面が乾くまでにはQ3までかかったが、フェルスタッペンは「当初はインターミディエイトを捨てるほど路面が乾くとは思っていなかった」と認めた。「この辺りでは風があり、その後、太陽が出てきたので、予想よりも早く乾いたと思う」とフェルスタッペンは語った。「それでインターに出ていったけど、間違ったタイヤだとすぐに気づいたので、ボックスに入れてスリックタイヤを履いた」Q3はローガン・サージェントとシャルル・ルクレールのクラッシュにより中断された。「ターン1とターン2はまだ非常にトリッキーなコンディションで、ちゃんとしたドライラインは1本しかなかったからミスを犯しやすかった」とフェルスタッペンは語った。「その後、もちろん少し遅れがあったし、シャルルの件もあったので、ある時点でドライラインが少し広くなり、それが少し助けになった」「しかし、まだどこも完全に乾いているわけではないので、最後のラップでは自分の快適ゾーンから少し出る必要があった。でも幸運なことにラップは良かった」マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日のようなコンディションでは、新しく舗装された路面を走行するのはとてもトリッキーだったけど、最後のラップは楽しんで走ることができた。予選はトラブルを避けてうまくまとめることが重要だった。ここ数戦、ウエットコンディションのレースもあったけど、ザントフォールトでは初めてだった。予選Q3は風と乾きかけた路面のコンディションがカギとなった。最後のラップは1コーナーで少し手間取ったけど、チームがいい判断をしてくれた。母国のファンの前でいいパフォーマンスを見せたいというプレッシャーがあったので、うまくいってとても気分がいいだ。この場所でポールポジションを取れてとてもうれしい。いいマシンが用意できているので、明日のレースが楽しみだ」