マックス・フェルスタッペンは、今年のマクラーレンがポイント獲得にも苦戦する状態から表彰台獲得まで好転したことは「信じられないほどのこと」だと語るが、アップデートされたMCL60でのランド・ノリスの好調は彼にとって「驚くべきことではない」と主張する。開幕戦のバーレーンとジェッダではノリスが最後尾に沈むなど、マクラーレンは厳しいシーズンスタートとなった。しかし、チームがオーストリアとシルバーストーンで大規模なアップグレードパッケージを導入すると、成績は大幅に向上した。
ノリスは母国シルバーストンとハンガリーの両レースで2位を獲得し、キャリア初の連続表彰台を達成。今季開幕当初はノリスを「気の毒に思っていた」と認めたフェルスタッペンだが、ライバルの実力は常に分かっていたと語る。ノリスの今シーズンをどう評価するか尋ねられたフェルスタッペンは「まず第一に、バーレーンで彼らがいた場所と今のマクラーレンを見ると、信じられないほどのことだと思う。でも、ランドは非常によくやっていると思う」と語った。「でも、これも僕にとっては驚きではない。実力のあるクルマがあれば、いい仕事ができるということが最終的にわかっただけでもよかった。彼はここで2位だった。数字さえ必要ない」ノリスはシルバーストーンとブダペストでフェルスタッペンに次ぐ2位を獲得。フェルスタッペンのチームメイトであるレッドブルのセルジオ・ペレスは「バーレーンの時点から、いや、(シルバーストン直前の)オーストリアでさえもそうではなかったけど、この2レースでまったく異なるトラックレイアウトでステップを踏んだことは印象的だと思う。ここでのランドにはもっと期待している。彼らは素晴らしい仕事をしてくれたノリスはシルバーストーンとブダペストでフェルスタッペンに次ぐ2位となった。フェルスタッペンはまた、ペレスのシーズン前半戦の評価についても尋ねられた。ペレスは開幕から4戦中2勝を挙げ、バクーでのスプリントも制した。しかし、その後は調子を落とし、モナコからシルバーストーンまで5戦連続でQ3進出を逃している。しかし、フェルスタッペンは「チーム全体としては、ここまで全レースで優勝できたことは良かったと思う。僕たちはチャンピオンシップで1位と2位だから、それはいい結果だ」と語った。「完璧かどうかは問題ではない。決して完璧であることはないけど、本当に良ければそれでいい。僕たちは仕事を続ける必要がある。時にはミスを犯すような厳しい瞬間もある」「それらから学び、より良いドライバーになり、前進していく。それだけだ。コントロールできないこともある」
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