レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2023年シーズン前半戦の12戦中10戦で優勝を飾った。夏休み前のスパでフェルスタッペンは8連勝を達成し、セバスチャン・ベッテルがレッドブル・レーシング時代の2013年に記録したグランプリ9連勝まであと1勝に迫った。
フェルスタッペンはこの目覚ましいシーズン前半戦を振り返り、特に楽しかったレースでの勝利を1つだけ挙げた。「選ぶのは難しいね」とフェルスタッペンは認めた。「いいレースもたくさんあったし、ストレートなレースもあった」「本当に楽しかったのはマイアミかな。フィールドを通過するのは難しいトラックだけど、厳しい予選の後、レース全体を非常にうまく管理することができた」実際、土曜日にマイアミで行われた予選では1本目の走行でミスを犯し、ラップを中断せざるを得ず、最終的に日曜は9番グリッドという下位からのスタートとなった。フェルスタッペンは、表彰台圏内まで挽回することを最低限の目標に掲げていたが、いざレースが始まると、フィールドを駆け抜けてレースをリードするまでに要した時間は、わずか20周だった。「僕にとってはとても楽しいレースだったけど、正直なところベルギーGPもハンガリーGPも楽しかったし、素晴らしいレースがたくさんあった」とフェルスタッペンは付け加えた。「シーズン前半を通して、チームとして向上してきたと思う。僕の方では、マシンの中でより快適に感じるようになった。すべては細かいことだ」「楽しい瞬間はたくさんあるけど、一つを選ぶのは難しいね」