マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2023年F1第11戦イギリスGPで破竹の6連勝を飾ってランキング首位を独走。だが、レースは「一筋縄ではいかなかった」とし、マクラーレンの速さに驚いたと認めた。フェルスタッペンは、レース開始時にランド・ノリス(マクラーレン)にリードを奪われた。5周目にノリスからトップを奪い返すことができたものの、1週間前にレッドブルリンクで見せたような速さで後続を引き離すことはできなかった。
それでもフェルスタッペンの6連勝は阻止されなかったが、「一筋縄ではいかなかった」とフェルスタッペンは語った。「スタートが悪くて、ホイールスピンが多かった。そして、ランドがDRSで再び僕に襲いかかってきたため、リードしている状態でタイヤを冷やすのに数周かかった」その後、フェルスタッペンは、ノリスとの差を広げることができたが、セーフティカーが導入されると、その差は解消された。「すべてが落ち着いてからは、周回を重ねるごとに差を広げることができたし、一時はセーフティカーが出動するまで9秒だった。だから、とてもポジティブだったと思う」それでもフェルスタッペンは、マクラーレンのパフォーマンスに感銘を受けたと認めた。マクラーレンはシーズン序盤の予選で良いパフォーマンスを見せる傾向があったが、シルバーストンではレースペースもそれに匹敵するものだったようだ。「すべてがうまくいっていたけれど、それでもマクラーレンがあんなに速かったことや、ランドが全スティントにわたってあれほど速かったはことはとても驚きだった」とフェルスタッペンは語った。6連勝で今季8勝目を挙げ、通算勝利数を43まで伸ばしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)フェルスタッペンはセーフティカー期間中にソフトタイヤに交換したが、その後、それは正しい選択ではなかったと示唆した。「セーフティカーが出たので、ソフトとハードのどちらを履くか決断しなければならなかった。でも、リスタートしてわずか2~3周で、気温の関係でタイヤをコントロールし続けるのはかなり難しいことに気づいた」「もちろん、ギャップはほとんど変わらなかったけど、ドライビングは特にいいものではなかった。ハードタイヤを履くべきだったかもしれないし、少なくともスティント全体をもう少しハードにプッシュできたかもしれない。もちろん、最初の2~3周は少し難しいけど、少なくとも終盤はもう少し速かったと思う」マクラーレンのレースでのパフォーマンスは、プラクティス後にレッドブルが認めた以上に強力だったとフェルスタッペンは語った。「レース中のマクラーレンのペースが、後続のマシンに比べてとても速かったことには間違いなく驚いた」とフェルスタッペンは語った。「でも、結局のところ、週末を通して自分自身に集中するしかない。その後、自分の後ろで何が起こっているかを知るだけだ」「でも、そうだね、ポジティブに驚いている。また次のレースで何が起こるか見てみよう」
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