マックス・フェルスタッペンは予選でケビン・マグヌッセンを妨害した疑いが晴れ、F1オーストリアGPでの処分を免れた。2度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、レッドブルリンクで行われた金曜予選の序盤にマグヌッセンを「不必要に妨害」をしたとしてスチュワードに呼び出されていた。
このインシデントはQ1で発生し、フライングラップを開始していたマグヌッセンがターン1の出口で低速走行するフェルスタッペンにに遭遇した。 映像には、マグヌッセンが右側に移動しなければならず、フェルスタッペンがアウト側をゆっくり走っている様子が映っていた。フェルスタッペンはチーム無線でこのインクシデントについて『彼はファストラップ中?』と質問。レースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼは「そうだ。了解」と答えていた。マグヌッセンはトラックリミット違反でラップタイムを抹消されてQ1敗退となり、フェルスタッペンは予選でフェラーリのシャルル・ルクレールを抑え、今季4戦連続のポールポジションを獲得した。「スチュワードは1号車のドライバー(マックス・フェルスタッペン)、20号車のドライバー(ケビン・マグヌッセン)、チーム代表から話を聞き、ポジショニング/マーシャリングシステムのデータ、ビデオ、タイミング、テレメトリー、チーム無線、車載ビデオの証拠を確認した」「1号車のドライバーは、プッシュラップの終わりにラインを通過した後、1コーナーの出口からトラックの左側に移動した後、接近してくるクルマが見えたと述べた」「20号車のドライバーは、1号車を避けるために右に移動しなければならず、ファステストラップのタイムをロスしたと述べた」「スチュワードは、ビデオ(および音声)の証拠から、20号車がターン1で縁石に衝突し、その結果、加速がわずかに変化したため、次のミニセクターのタイムがわずかに遅くなったと判断した」「スチュワードはさらに、20号車は大きな回避行動を取る必要はなかったと判断した」「ターン10でトラックリミット超過によって20号車のラップタイムが削除されたことは、この決定とは無関係である。いかなるインシデントも、常に他のインシデントやペナルティとは無関係に調査される」