マックス・フェルスタッペンは、予選9番手に終わった後、F1マイアミGPで「最低限」の2位を目指すと語った。チャンピオンシップリーダーのフェルスタッペンは、予選で日曜日のレースのポールポジションを獲得したレッドブル・レーシングのチームメイトでチャンピオンシップに最も近い挑戦者であるセルジオ・ペレスよりも8つ下のポジションからスタートすることになる。
フェルスタッペンは、Q3の最初のフライングラップで、ターン6、7、8の長い左コーナーでミスをしてしまい、タイムを出すことができなかった。さらに、シャルル・ルクレールのクラッシュにより2回目のアタックでもタイムを出すことができず、赤旗が提示され、9番手からのスタートとなることが確定した。「もちろん、残念だ」とフェルスタッペンはセッション後、メディアに対して語った。「でも、まず第一に、もちろん、1周もできなかったのは僕のせいだ」「非常にトリッキーだった。ターン6~7で少しラインを外し、少しアンダーステアを感じて、ラインに戻ることができなかった。それでラップをアボートした」「もちろん、赤旗が出ないことをきたして、運を味方につけなければならない。でも、そうやって考えていたら、当然、そうなってしまう。だからちょっと苛立っている」Q3に先立ち、フェルスタッペンは最後の2回のプラクティスセッションと予選の最初の2フェーズで最速を記録していた。「週末を通して、僕たちは本当に速かった」とフェルスタッペンは語る。「Q2のラップは、Q3でポールポジションを獲得するのに十分な速さだった」「それは、僕たちが非常に優れたクルマを持っていることをすでに示していると思う。でも、それをまとめなければならないのに、大事なところでそれができなかった。そこがちょっと悔しい」中団からスタートすることになったフェルスタッペンは、レースでの目標を聞かれ、「最低2位 」と答えた。しかし、レッドブルが持つパフォーマンス上のアドバンテージにもかかわらず、彼は明日、チームメイトまで挽回するのはまだ難しいと考えている。「少しは厳しいだろうね 」とフェルスタッペンは語った。「でも、僕たちのマシンのペースなら、通常はかなり早く前に進めるチャンスがあると思う。DRSトレインにならないことを願っている」ペレスはマイアミで勝てば、フェルスタッペンを抑えてドライバーズ選手権で首位に立つチャンスがある。フェルスタッペンは、レース中にチームメイトに対してポイントを失ったとしても、気にすることはないと語った。「素晴らしい一日ではなかったけど、チャンピオンシップは明日獲得できるものではないことは分かっている」とフェルスタッペンは語った。「以前も同じような立場になったことがある。いくつか挫折を経験しているけど、だからといって、この先ずっとそれが続くというわけでもない」「すべてが完璧ということはありえない。完璧であることを願うものだ。去年はスタートが厳しかったけど、その分、自分で工夫することが必要だった。今日は完璧ではなかった」