マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングが2023年F1シーズンで最大限のポテンシャルを発揮することを控えているというジョージ・ラッセルの主張を否定した。レッドブル・レーシングは、F1オーストラリアで開幕3連勝を飾り、コンストラクターズ選手権ですでに58ポイントの大きなリードを築いている。
しかし、F1オーストラリアGPの予選でジョージ・ラッセルは、マックス・フェルスタッペンとの差を0.2秒まで縮め、ハミルトンはレース終盤の赤旗中断までフェルスタッペンから10秒以内にとどまっていた。だが、ラッセルは、差が縮めまったのは、レッドブル・レーシングがFIAからアドバンテージを削られる可能性があるため、RB19のポテンシャルを最大限に発揮することを“きまりが悪い”と考えて抑えているからだと主張した。しかし、フェルスタッペンはそのような主張を断固として否定している。レッドブルに不利なルールが導入される可能性についてフェルスタッペンは「いずれにせよ、彼らにできることは何もないと思う」とBBCのポッドキャスト『Chequered Flag』で語った。「僕たちはマシンの開発でできる限りのことをしようとしているだけだ。でも、それはペースマネジメントの問題でもある。と言うのも、ハードタイヤがどれだけ長持ちするか実際には誰も分からなかった」「だから、そんなリスクを冒す必要はない」レッドブルのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、フェルスタッペンがペースをマネジメントしたのは、序盤に1ストップレースになったことが原因だと述べた。さらにホーナーは、セルジオ・ペレスが姉妹車で最後尾から5位まで追い上げたことを、レッドブル・レーシングが突然のルール変更を避けるために後退することを選ばなかった証拠だとした。また、長年チームプリンシパルを務めてきたクリスチャン・ホーナーは、この機会にメルセデスとターボハイブリッドエンジン時代の幕開けにおけるメルセデスの支配を揶揄した。元メルセデスのテクニカルディレクターであるパディ・ロウは、2014年にドイツのメーカーがエンジンの優位性を隠すことを選択したことを強調したことがある。「彼はとても思いやりのある人だね」とホーナーは語った。「ある意味で、彼のチームは、そのようなアドバンテージについてよく知っているはずだ」「どんなレースでも、マネジメントの要素は常にある。1ストップレースで、しかもかなり早い段階で1ストップしたのだから、当然、タイヤマネジメントの要素もあったし、それは彼らがやっていたことでもある」「彼はそれを見せたくないという理由で、クルージングしたり、ラップを0.7秒抑えたりはしていなかった。ここでは確かにグリッドが少し近かった」
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