F1日本GP予選でのマックス・フェルスタッペンはシャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.01秒差をつけてポールポジションを獲得し、2度目のドライバーズチャンピオン戴冠へ一歩前進した。「このサーキットを再びドライブできて最高の気分だ。予選で燃料搭載量が少ないときは特に、マシンがセクター1で本当に生き生きと走ってくれる」と予選後のマックス・フェルスタッペンはコメント。
「ポールが獲れたことも嬉しいけれど、鈴鹿に戻れたことが本当に嬉しい」日曜日の決勝は不安定な天候下で開催される見込みだが、マックス・フェルスタッペンは判断を保留している。「まず天候がどうなるかが興味深い。ドライになると言っている人もいるし、レース中のどこかのタイミングで雨が降ると言っている人もいるので、とにかく様子を見守る必要がある。僕たちは良いマシンを手にしている自信があるので、明日に向けて気持ちは高まっている」各車が1回目のフライングラップを終え、1分29秒304のトップタイムを記録して主導権を握ったのはマックス・フェルスタッペンだった。マックス・フェルスタッペンはシャルル・ルクレールを0.253秒引き離し、ルクレールからさらに0.145秒遅れでサインツが3番手に続いた。ところが、マックス・フェルスタッペンのアウトラップでインシデントが発生する。スロー走行していたフェルスタッペンのマシンがわずかにスライドしたところ、ちょうどアタック中だったランド・ノリス(マクラーレン)が後方から猛スピードで迫ってきていたのだ。とっさの回避行動を取ったノリスはコース外にはみ出すことになった。このインシデントについて、レースコントロールは予選セッション終了後の調査を決定した。予選後、マックス・フェルスタッペンにはこのインシデントに対する戒告処分が下された。レーススチュワードは「残念ながらカーナンバー1のタイヤ温度が不足していたため、当該ドライバーは一時的にマシンのコントロールを失い、反時計方向の “スナップ” を起こした」と発表した。Q3ファイナルランでは、セクター1で自己ベストをマークし、その後セクター2でも全体ベストを刻んだルクレールがマックス・フェルスタッペンのベンチマークタイムに迫るかと思われた。しかし、ルクレールは最後のセクター3でタイムを失い、マックス・フェルスタッペンに0.01秒届かないタイムでコントロールラインを越えた。これでマックス・フェルスタッペンが今シーズン5回目・キャリア通算18回目となるポールポジションを確定。最後のフライングラップで縁石に乗り上げてフロアダクトの一部を失ってしまっていたことを踏まえれば、フェルスタッペンにとって良いリザルトとなった。「予選のファイナルラップでダクトの一部を失ってしまったのでタイムを向上させることができなかったけれど、1回目で十分だった」とマックス・フェルスタッペンは語った。「天候がどうなるかが興味深い。明日は雨が降るかもしれないけれど、僕たちは良いマシンを手にしている自信があるので、様子を見守りたい」「僕はまだチャンピオンシップを意識していない。1日ずつ進めていくだけだ。一番大切なことは、競争力の高いマシンを手に入れることで、今日の予選ではこれができていた。パーフェクトなレースにはこれが必要だ」