レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシングとの2028年までの新しい契約に解除条項が含まれていることを確認した。2021年に自身初となるF1ワールドチャンピオンを獲得したマックス・フェルスタッペンは、2022年シーズンに先立ってレッドブルとの新しい契約にサインした。推定年俸5000万ユーロ(約64億円)の新契約は、2028年までの記録的な長期契約となっている。
2021年にタイトルを獲得するマシンを提供し、2022年もタイトルを争える競争力がある現状を考えれば、契約の延長は間違いなく理にかなっている。現状では、昨年までのエンジンパートナーであるホンダF1が開発したパワーユニットを搭載しているレッドブル・レーシングだが、2026年からは独自に開発したエンジンを搭載することになる。そして、契約期間中にレッドブル・レーシングが勢力図で後退した場合、マックス・フェルスタッペンの契約には解除条項が含まれていることをヘルムート・マルコは確認した。「もちろん。エンジン側でメルセデスに対抗するチャンスがまったくなかった2014年のような“クラッシュ”を経験した場合、解除条項があることは明らかだ」とヘルムート・マルコはFormel1.deで認めた。2028年という長期間にわたってレッドブルにコミットした理由について、マックス・フェルスタッペンは、自分フォーミュラ1に導いたチームに大きな忠誠心を感じているだけでなく、とても快適に感じているからだと説明している。「チームのなかで本当に居心地よく感じているし、それが非常に重要だと思っている」とマックス・フェルスタッペンはChannel 4に語った。「そして、F1で僕に機会を与えてくれたのは彼らなので、いつも忠誠心を感じていた」「そして、僕は常に同じ目標を持っていた。ボkはいつもこのプロジェクトを信じていたけど、幸いなことに昨年はそれが報われた。また、そのタイトルを獲得する必要があるというプレッシャーも少し軽減された」「僕たちはもうそれを達成した。僕は周りの人々を信頼している。彼らと楽しい時間を過ごしている。それを変える理由はない」
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