レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンは2016年F1スペインGPでレッドブルF1に松鶴するという話を当初は“冗談”だと考えていたことを明らかにした。2014年にレッドブルと育成ドライバー契約を結んだマックス・フェルスタッペンは、2015年のF1オーストリアGPでジュニチームのトロロッソからF1史上最年となる17歳165日でデビューを果たした。
ちょうど1年後、マックス・フェルスタッペンは2016年F1スペインGPでダニール・クビアトに取って代わってレッドブルF1に昇格。レッドブルF1でのデビュー戦で優勝した。だが、レッドブルF1昇格の見通しが、クラーツでの夕食で明らかになり始めたとき、しかし、その機会の見通しがグラーツでの夕食で明らかになり始めたとき、その決定を受け入れていたのはマックスの父ヨス・フェルスタッペンだけだった。マックスに関しては、それを信じていなかった。その噂について質問されたヘルムート・マルコは「その通りだ。ジョスは起こっていること、マックスがレッドブルでドライブするかもしれないことに気づいたが、マックスはそれが全くナンセンスだと思っていた」と語った。「私は早朝にジョスに電話し、グラーツで会わなければならないと彼に言った。その後の昼食の間、私は本題に入ることができなかった。イギリスでは同時に契約や準備などいろいろなことが起こっていたので、少し話をしなければならなかった」「私が仕事に取り掛かることができたのは、その昼食の終わりになってからだった。マックスは、なぜ彼がそこにいるのかとすでに疑問に思っていた」「いずれにしろ、マックスがグラーツに来る前に、特にヨスの話を聞いていたら、彼は何が起こるかを知ることができただろう(笑)。偶然にも、今年のオースティンでの夕食でそれについて話をした」マックス・フェルスタッペンが、17歳のF1でデビューしたとき、すでにF1の歴史を築いていたが、18歳でレッドブルF1に昇格することは、さらにリスクが大きいことは間違いなかった。しかし、最終的に2016年のF1スペインGPで示したように、レッドブルが自分たちのドライバーに賭けたのは正しかった。「マックス・フェルスタッペンのプロジェクト全体が実際には大きなリスクだった(笑)」とヘルムート・マルコは言った。「しかし、いいや、もちろんレイモンド・バーミューレン(フェルスタッペンの共同マネージャー)とヨスという、彼の後ろにはプロの人々がいた」「そのようなバッググラウンドとトロロッソでの彼のパフォーマンスを考れば、彼を昇格させることは非常に論理的だった」「今年のセルジオ・ペレスは別として、レッドブル・レーシングでは一貫して独自のトレーニング出身のドライバーを求めてきた」