レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンと同じマシンに乗れば”0.2秒速い”という発言の真意を説明した。マックス・フェルスタッペンは、F1アゼルバイジャンGP後に自分がメルセデスに乗っていれば0.2秒速いと主張。レースでは、タイヤのパンクによってクラッシュすることがなければ、快適に勝利を手にしていたはずだった。
次戦、F1フランスGPでは、マックス・フェルスタッペンは残り2周でルイス・ハミルトンをコース上でオーバーテイクして優勝。ドライバーズ選手権でのリードを12ポイントに広げた。マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンの能力を軽視しているわけえではなく、タイトル争いの本質部分への冷やかしであり、他のドライバーも同じように考えるだろうと主張した。「彼(ハミルトン)はレッドブルが自分のマシンよりも速いと言い続けているので、あれは単なるカウンターだった。だから、 『喜んで交換するし、そうすれば違いがわかるだろう』と思っている」とマックス・フェルスタッペンは語った。「それは双方からのちょっとした話だ。問題はないと思う。自分の能力を信じなければならない。そして、僕は自分が最速だと信じているけど、彼も彼が最速だと信じている」「おそらく、ランド(ノリス)やシャルル(ルクレール)のような他のドライバーも同じように考えているはずだ。それはごく普通のことだと思う」「7回のタイトルを獲得できたと思う優秀なドライバーはたくさんいる。僕はルイスとの戦いを楽しんでいるけど、フェルナンド(アロンソ)、セバスチャン(ベッテル)、シャルル、ランドとの戦いも楽しんでいる」「常に自分の競争相手と戦う必要があるし、当然、彼らの前に出ようとするものだ。僕にとって、非常に優れたドライバーとレースをするのは素晴らしいことだ」23歳のマックス・フェルスタッペンは、初めての本格的なF1ワールドチャンピオン争いを展開するために必要な成熟度を備えていると示唆されているが、彼はその挑戦を実現するために必要なマシンとチームのサポートを持つことにもっと関心があると語る。「もちろん、長年の経験は役に立つけど、良いマシンを手に入れると、すべてが少し簡単になり、作業がしやすくなると思う」とマックス・フェルスタッペンは語った。「特にメルセデスと緊密な戦いを繰り広げて適切な判断を行う場合、レースではまだプレッシャーがかかってくる。でも、全体として、誰もが自分が何をしなければならないかを知っていると思う。僕たちはすでに数年前からこの場所にたどり着こうとしてきた。そして、チームは過去にそれを行うことができることを示している」「僕たちは多かれ少なかれ自分たちがなりたい場所に戻っている。もちろん、決して完璧ではないし、まだ僕たちはもっと競争力を持ちたいと思っている。でも、チームにはこの役割においても非常に経験豊富な人々がいるので、それは大いに役立っている」