レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1ポルトガルGPの予選Q3の最後の走行でセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)に遭遇するまではポールポジションを獲得できると確信していたと振り返る。F1ポルトガルGPの予選は、メルセデスとレッドブル・ホンダの間で興味深いポール争いとなった。メルセデスは最後の走行でミディアムタイヤを選択したが、レッドブルはミディアムで答えを見つけることができておらず、ソフトで最後の勝負に挑んだ。
マックス・フェルスタッペンは、Q3の最初の走行でセッションの最速タイムである1分18秒209を記録していたが、ターン4でトラックリミットを超過したことで抹消された。最後のアタックで合法的にそのタイムを達成しようとしていたマックス・フェルスタッペンだったが、ラップの最後にセバスチャン・ベッテルに遭遇。1分18秒746というタイムで3番手でチェッカーを受け、無線でベッテルに激しい怒りをぶつけた。予選後の記者会見に応じたマックス・フェルスタッペンは、その見解を曲げていなかった。「もう一度そのラップができると思ったので出て行った。そのラップの10分の1以内だった」とマックス・フェルスタッペンは説明した。「そのあと最後のセクターで前にいたアストンマーティンによってすべてのラップタイムをすべて失った。それにライン上でトウも得ていた」「乱雑になってしまったのは確かだけど、仕方ないことだ」金曜日のプラクティスを後、マックス・フェルスタッペンは、アルガルベ・サーキットの路面とそのグリップに批判的だったが、2日目もその意見は変わらなかった。「とにかくトラックの状態によって、今週末は1回もシングルラップを楽しめていない」とマックス・フェルスタッペンは語った。「レイアウトは素晴らしいけど、僕たちが経験しているグリップは、素晴らしいとは思えない。誰にとっても同じだと思うけど、個人的には運転するのは楽しいことではない」「予選3番手という結果はもちろん僕たちが望んでいたものではないけど、Q3の1回目のアタックでトラックリミットにより抹消されたタイムは、ミスがなければさらに速くなっていたはずなので、競争力があるという意味ではそこまで悪くないと思っている」「Q1とQ2ではどのマシンも滑りやすい路面に苦しんでおり、僕たちもバランスを見つけるのに苦戦したけど、Q3では改善されたので、ライバルに対してそこまで大きな後れを取っていないはずだ」「今日のセッションは1番手から3番手のどこでフィニッシュしてもおかしくなかったと思う。あるアタックでは満足のいく走りができたのに、その後で別のタイヤを履くとまったく感触が変わってしまうような状況だった。このサーキットでは少しのグリップの違いが大きな結果の差を生むので、今日は本当に先の予測がつかない予選だったと思い」「今日の予選では競争力があったけど、明日のレースはまた異なる展開になるのではないかと感じている。ロングランのペースは悪くないけど、グリップレベルが低いので、他のマシンの後ろについて走るのは難しい状況だ。まずはスタートにフォーカスしていい形でレースを始め、そこから前のマシンにプレッシャーをかけていきたいと思う」