今週末のF1イギリスGPで新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスの代役として急遽レーシング・ポイントF1から参戦することになったニコ・ヒュルケンベルグについて、予選でトップ3に入ったドライバーたちがその難しさについて語った。現在、F1グリッドに並んでいるドライバーは、基本的に3日間のプレシーズンテストと3つのグランプリ週末を経験している。
しかし、ニコ・ヒュルケンベルグは昨年のF1アブダビGP以来、約8か月間F1マシンから離れていた。新型コロナウイルスによる中断があったにしろ、F1マシンで走ることの身体への負担は計り知れない。特に今週末の舞台はF1でも屈指の高速サーキットであるシルバーストンだ。予選でトップ3に進出した3名のドライバーが、それぞれF1カーによる身体への負担について語った。マックス・フェルスタッペンは「最初のプラクティスの後、彼の首は片方にぶらさがっていたよ」と冗談交じりに語る。「彼は首がかなり長いので、それもF1には不向きだ。彼がまだF1にフルタイムでいた頃にそれについて彼に離したことがあったけど、反応はイマイチだったね。あまり受けなかった」「いくつらトレーニングをしても、特にこのような場所でこのようなスピードでF1カーは初めて走らせれば、痛みは出るものだ。首のトレーニングは毎日できるけど、最初はいつだって痛くなるし、彼が今日目覚めたときに痛みを感じたと100%確信している」「でも、いずれにしろ、彼には問題ではなさそうだね。彼はここにいることをうれしく思っている。いずれにしろ、彼はここにいるべきだ。彼はまだグリッドにいるにふさわしいと思う」ルイス・ハミルトンは「最初のプラクティス、最初のレースで首にベストなサーキットではないのは間違いない」と語る。「コプスは全開だし、コーナーの組み合わせはかなり激しいので、今朝彼がかなりの痣や痛みで目を覚ましていたとしても僕は驚かないだろう。でも、ずっと彼は本当に調子がよさそうだ。彼が歩いて入ってくるのを見た時は、F1から離れていたようには見えなかった」「でも、それ以上に重要なのは準備だと思う。クルマを理解するのが最大の部分だ。クルマのことはわからないし、チームが使っているツールやシミュレーションのこともわからない。それによって彼がどれくらい劣勢に立たされているかは言うことさえできない。でも、彼は素晴らしいドライバーだし、それをできる人物がいるとすれば、それが彼であることは間違いないね」バルテリ・ボッタスは「痛みが出ていると確信しているし、身体的に彼は最初のレースで僕たち全員がしていたような準備はできていなかったと思う」とコメント。「でも、彼は本当にうまくやっていると思う。このような短期間で彼にとって大きなチャレンジだと思う。彼は良いラップタイムを出していたけど、もちろん、彼には過去の大きな経験があるからね。彼が明日良いレースをすると期待しているよ」
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