マックス・フェルスタッペンは、来月から開幕する2020年のF1世界選手権でレッドブル・ホンダF1が目指すのはF1タイトルの獲得だけだと語る。例年以上に新車RB16の準備を早めたレッドブル・ホンダF1は、バルセロナでのプレシーズンテストで上々の仕上がりを見せ、現在まで6連間続いているメルセデスの覇権に最も挑戦する可能性が高いチームとして評価されていた。
しかし、土壇場でのF1オーストラリアGPの中止に続いて、新型コロナウイルスのパンデミックによってF1は開幕から10戦がキャンセルされ、ファクトリーは63日間にわたり強制的に閉鎖された。だが、F1は改訂された8戦のヨーロッパラウンドのカレンダーを発表。7月5日のオーストリアのレッドブル・リンクで始まるダブルヘッダーを皮切りに10週間で8戦という過密スケジュールでシーズンは再開しる。「チームとして、僕たちの期待は勝つことだ」とマックス・フェルスタッペンはCarstext.comの元F1ドライバーのデビッド・クルサードとのインタビューのなかで語った。「誰もが非常にモチベーションを高めているし、スタートして自分たちがどこにいるかを見ることを楽しみにしている」「フィーリングはいいし、準備はできている。こんなにも長いブレークの後は誰もがそう願うだろうけど、再びスタートするのは本当にエキサイティングなことだ」開幕2連戦の舞台となるレッドブル・リンクは、マックス・フェルスタッペンが過去2年間に勝利を飾っているサーキットであり、マックス・フェルスタッペンとレッドブル、そして、ホンダF1の顔に再び笑顔をもたらす可能性がある。対照的に近年メルセデスF1はレッドブル・リンクでのパフォーマンスに苦しんでおり、2019年にはW10のパッケージの空力問題によってペースは妥協を強いられ、2018年にはダブルリタイアを喫している。マックス・フェルスタッペンは、今年が最年少F1世界チャンピオンを獲得する最後のチャンスとなる。「最終的にそれが実現すれば素晴らしい瞬間になるだろう」とマックス・フェルスタッペンは語る。「もちろん、毎年勝利したいと思っているけど、まだうまくいきません。去年はたくさんのことを学んだ。バルセロナでのプレシーズンテストでは、僕たちは協力してさらにいい仕事ができた。僕たちは間違いなくかなりモチベーションを高めている」
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